2016年09月09日
アナフィラキシー補助治療剤「エピペン」の勉強会をしました。

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”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

アナフィラキシー補助治療剤「エピペン」の勉強会をしました。

                           平成28年09月10日
                            by Y.M.@東畦店

<アナフィラキシーとは>
アナフィラキシーは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)に接触したり、体内に摂取したりした後、数分から数十分以内の短時間に全身に現れる激しい急性のアレルギー反応。
主なアレルゲンとして、食物(卵、牛乳、小麦など)、蜂毒、薬などがある。
アナフィラキシーは症状があらわれてから数分後に、「アナフィラキシー・ショック」とよばれる、血圧が低下し意識障害などのショック症状を引き起こし、生命を脅かす危険な状態になることもあるため十分な注意が必要。

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                                                                                                Pfizer エピペンガイドブックより
<商品名>
エピペン注射液0.15mg
エピペン注射液0.3mg

<組成>
エピペン注射液0.15mg12mL中アドレナリン1mg
エピペン注射液0.3mg12mL中アドレナリン2mg

<剤形・性状>
アドレナリン注射液自己注射キット製剤

<効能・効果>
蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療(アナフィラキシーの
既往のある人
またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に限る)

<用法・用量>

通常、アドレナリンとして0.01mg/kgが推奨用量であり、患者の体重を考慮して、アドレナリン0.15mg
0.3mgを筋肉内注射する。
  ※用法・用量に関連する使用上の注意
    ◇通常、成人には0.3mg製剤を使用し、小児には体重に応じて0.15mg製剤又は
      0.3mg製剤を使用すること。
    ◇0.01mg/kgを超える用量、(すなわち、体重15kg未満の患者に本剤0.15mg製剤、
   体重30kg未満の患者に本剤0.3mg製剤)を投与すると、過量となるおそれがあるので、
   副作用の発現等に十分な注意が必要であり、本剤以外のアドレナリン製剤の使用に
   ついても考慮する必要があるが、0.01mg/kgを超える用量を投与することの必要性に
   ついては、救命を最優先し、患者ごとの症状を観察した上で慎重に判断すること。

<使い方>
1. 携帯用ケースのふたを開けて注射器を取り出す。
2. オレンジ色のニードルカバーを下に向けて、エピペンのまん中を利き手でしっかりと握り、
 もう片方の手で青色の安全キャップを外し、ロックを解除する。
3. エピペンを太ももの前外側に垂直になるようにし、オレンジ色のニードルカバーの先端を
 「カチッ」と音がするまで強く押し付ける。押し付けたまま数秒間待った後、エピペンを
 太ももから抜き取る。
 ※緊急の場合には、衣服の上からでも注射可能。
4. 注射後、オレンジ色のニードルカバーが伸びているかどうかを確認する。
 ニードルカバーが伸びていれば注射は完了。伸びていないとき、注射は完了していないので、
 再度、14を繰り返す。
5. 使用済みのエピペンは、オレンジ色のニードルカバー側から携帯用ケースに戻す。
 ※注射後は、オレンジ色のニードルカバーが伸び、携帯用ケースのふたは閉まらないため無理に押し込まない。

※使用時の注意点
 ◇本剤を大腿部の前外側以外の尻や身体の他の部分に注射しないこと。
 ◇注射時に投与部位が動くと注射部位を損傷したり、針が曲がって抜けなくなったりする
  おそれがあるので、投与部位をしっかり押さえるなど注意すること。
 ◇本剤の誤注射を防止するため、指または手等をオレンジ色のニードルカバー先端に
  あてないよう注意すること。なお、もし指または手等に誤って本剤を注射した場合には、
  直ちに医療機関を受診して、適切な処置を受けるよう指導すること。
 ◇本剤は投与量を安定化するため、1管中2mLの薬液が封入されているが、投与されるのは
  約0.3mLであり、注射後にも約1.7mLの薬液が注射器内に残るように設計されていることから、
  残液の量をみて投与しなかったと誤解するおそれがあるので注意すること。
 ◇本剤は一度注射すると、再度注射しても薬液が放出しない仕組みとなっているので、
    同一の製剤を用いて二度注射しないこと。
 ◇下記の症状が1つでもあらわれたら、できるだけ早期にエピペンを注射するとともに、
  救急車を呼ぶこと。

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                                                                                   Pfizer エピペンガイドブックより
 ◇児童生徒本人がエピペンを注射できない場合には、保護者または教職員や
    保育士が代わりに注射すること。

<副作用>
動悸、頭痛、めまい、不安、振戦、過敏症状、吐き気・嘔吐、熱感、発汗など

 
<管理時の注意点>
☆いつでも使えるように、自宅では手の届くところに置き、外出時には携帯すること。
☆本剤は光で分解しやすいため、携帯用ケースに収められた状態で保存し、
 使用前に携帯用ケースから取り出すこと。
☆本剤は15℃〜30℃で保存することが望ましいので、冷所または日光のあたる
 高温下等に放置しないこと。
 ※夏場にエピペンを持ち歩く際の工夫
    冷蔵庫で冷やした保冷剤(冷凍庫で凍らせた保冷剤は冷やし過ぎる恐れがあります)
  をタオルなどで包んだものや、冷たい飲料水のペットボトルなどとエピペンを
  一緒にバックに入れる。
☆有効期間に注意して、有効期限が来る前に新しい製品の処方を受けること。
 ※使用期限切れを防ぐため、「使用期限切れ等のお知らせプログラム」に登録する
    ことが望まれる。
☆本剤が変色していたり、沈殿物が認められたりしないか定期的に確認すること。
   認められた場合、本剤を使用せず新しい製品の処方を受けること。
☆携帯用ケース及び本剤を落とさないように注意すること。
   落としてしまった場合、破損や漏れがないか確認すること。

 
<まとめ>
食物によるアナフィラキシー発現から心停止までの時間が30分であることが報告されている。
このことからエピペンを使用すべき症状が出たと思ったらすぐに使用した方がよい。
エピペンは、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤であるので、使用したらすぐに救急車を呼ぶか医療機関を受診する必要がある。
また、いざというときに確実にエピペンを注射できるように、日頃から繰り返し練習用エピペントレーナーを用いて練習することが大切である。

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