2009年07月06日
アラミストの勉強会をしました。
アラミストの勉強会をしました

By T.M.@東畦

アラミストについて

名前の由来:Allergymist

構造:フルナーゼの側鎖プロピオン酸をフランカルボン酸に変えたもの


 
臨床効果の特徴●投与1日目からアレルギー性鼻炎の鼻症状に対して有意な改善効果を示す速い人では朝投与してその日の夕方くらいから効果がでる

☆なぜ?・・・グルココルチコイド受容体(ステロイドの受容体)に対し高い親和性があるから効果が速い

11回投与で優れた症状改善効果を示す

☆なぜ?・・・受容体に対する親和性の高さ

・・・アラミストはフルナーゼに比べて核内移行の促進作用がより持続的

●鼻症状だけでなく、眼症状(眼のかゆみ、流涙、眼の赤み)にも改善効果が認められた(海外データのみ)

☆なぜ?・・・はっきりとした理由は解明されていない

仮説:眼−鼻軸索反射抑制

.▲薀潺好箸細胞内グルココルチコイド受容体に強い親和性を示し、抗炎症作用を発揮する

鼻腔内でのアレルギー反応を抑制することにより鼻−眼間の神経反射を抑制することが想定される

4秕評発現の原因となるメディエーターの遊離を抑制することで症状の改善が期待できる

(直接花粉が眼に触れて起こる反応を抑えるものではない。)


 
デバイスの特徴

人間工学に基づいた設計

世界で初めての横押し型(少し硬く、押す力がある程度必要)

噴霧量は約50μLでフルナーゼの約半量である

薬液は細かな霧状に噴霧される(粒子小さく、刺激も少ない)→ 液ダレしにくい

 

こんな方におすすめ!

  投与回数は少ない方がよい

  鼻噴霧用薬のにおいや液ダレ(使用感の悪さ)が気になる

  これまでの鼻噴霧用薬の効果(速さ・強さ)に満足できない

 

その他

●「11回噴霧」だが12回使っては駄目か?

12回使いたい=効いてない、ということだろう。とりあえず3日間は指示通り12噴霧を12回で使ってみて、と指導して欲しい。

  中止するときはどのようにすべき?

→ステロイド点鼻は中等症以上の方に使われるので、症状が改善し、軽症となれば12噴霧→1噴霧→中止と徐々に減量していくのがよいと思われる。

 

感想:なんといっても効果が早ければ投与1日目から出るというのが、患者さんにとっての最大のメリットだろう。症状が出る前から薬を使う人は限られており、症状が出てから使ってもすぐに効果がでれば患者さんの満足度はより高いものになるだろう。


デバイスについてはもう少し弱い力でも押せるようになればよいのだが、今のままでは年配の方などには若干使いににくいと思われる。それ以外は液ダレもしにくく刺激感も少なく、従来品に比べて使いやすいようだ。今が花粉症のシーズンでないのが残念だが、年々増えていく花粉症患者にとってより優れた点鼻薬が登場したと言えそうな気がする。