2012年09月24日
パキシルCRの勉強会をしました。


岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)


《パキシルCR錠の勉強会をしました》

                           By 妹尾店 N.A.

【作用】

選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI

【適応】

うつ病、うつ状態。

 

【うつ病の治療って?】

急性期治療(6〜8週):症状の軽減、寛解導入→抗うつ薬の効果はすぐに現れ
            ないことを伝
える。投与初期の副作用対策を行う。

継続療法(4〜5ヶ月):寛解の保持、再燃の予防→良くなっても服用を継続する必要性を伝える。体重増加、性機能障害など患者さんのQOLに関する副作用を確認する。

維持療法(1〜2年):再発の予防

投与中止(4年以上):投与量の減量、中止後症候群の回避→突然服用を中止しないよう伝える。中止後、症候群の発現に注意する。

 

【気分障害患者さんの現状について】

平成20年で104,1万人にのぼる。

うつ病の治療方法は、休養・環境調製や精神療法、薬物療法などがあるが、薬物療法に関しては、治療継続率が6ヶ月後には100%→30.5%にまで減少する。

この7割のドロップアウトにの原因は、医療者側、患者側、薬剤など考えられるが、薬剤に関しては吐気が主な原因である。

→継続しやすい薬剤必要!

 

【特徴】

  コントロールドリリース製剤(→薬物放出を持続的に緩徐に制御するテクノロジーを導入した製剤)

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血中濃度の急速な上昇を緩和しピーク(Cmax)を低下→速放性製剤よりも副作用軽減

AUCを可能な限り維持→速放性製剤と類似の臨床効果

これにより最小限の有効濃度を長時間維持し、消失半減期延長、副作用軽減が可能に!!

 

  緩やかに吸収され、日内の血中濃度変化が小さい薬剤

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腸溶性フィルムコーティング:胃での溶解を防御し十二指腸で溶解

侵食性バリア層:薬物層の表面積を減らしパロキセチンの溶出を制御

親水性マトリックス薬物層:有効成分を含む徐放層。表面からパロキセチンが緩やかに放出。

  

☆副作用の嘔吐はどうして発現するのか?

SSRIがセロトニンの再取り込みを阻害して消化管粘膜細胞近くのセロトニン濃度を急激に増大させることにより5−HT3受容体を介して嘔吐中枢を刺激することによる。

→つまり!上記の特徴によりCR錠は5−HT3受容体への急激な刺激を減少させることが期待される! 


But
>>>副作用

嘔気(17.4%)、傾眠(9.3%)、口渇(8.1%、便秘(8.1%)等々…

無くなりはしない。。

 

■以上の特徴により

優れたうつ症状改善効果と長期の治療継続率が高いことが期待される! 


【考察】

うつ病の原因はいろいろな仮説が提唱されていますが、そのメカニズムは完全には解明されていません。治療に関しても、とても長く根気よく薬物療法を続けなければならないものです。CR錠は投与初期の悪心や、有害事象における脱落が少ないことが期待できます。患者さんのコンプライアンスを守るためにもCR錠の特徴をよく理解し、しっかりとしたアセスメントと指導をして、患者さんの治療の助けになれるようにしたいと思います。


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