2007年09月20日
「オキシコンチン錠の勉強会」をしました。

オキシコンチン錠の勉強会をしました。

 

平成19912日(水)             東畦店にて

                                         By東畦店 HM 

今回はオピオイド鎮痛剤(麻薬性鎮痛剤)の基礎とオキシコンチン錠について勉強会をしました。

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がんの疼痛治療は、がんそのものの治療と変わらぬほど重要なものである。

がんの痛みは、激しい、一日中続く、他の身体症状が現れるよりも早い時期から起こることが多い、がん自体または治療による痛みだけではない(精神的、社会的な痛み)といった特徴がある。また、患者自身が「痛みは我慢するもの」と勘違いしているケースが多く、QOLをますます低下させてしまう。

 WHO方式がん疼痛治療法では三段階除痛ラダーをはじめ、下記のような治療目標などが示されている。

 

<痛み治療の目標>

第一目標 痛みに妨げられない夜の良眠

第二目標 安静時の痛みが消失

第三目標 体動時の痛みが消失

最終目標 痛みの消失が維持され、平常の生活に近づくこと

 

<WHOが推奨する鎮痛薬使用の基本原則>

1、可能な限り経口投与で

2、時間を決めて規則正しく

3、除痛ラダーにそって効力の順に

4、患者ごとに個別の量で

5、そのうえで細かい配慮を

 供.ピオイド鎮痛剤の使用の注意

 疼痛治療の中心となるのが、オピオイド鎮痛剤(麻薬性鎮痛剤)である。疼痛治療においてオピオイド鎮痛剤の有効限界はなく、患者の痛みが改善されるまで増量可能。また世間一般でいう麻薬とは異なり、増量や連用によって人格の崩壊や習慣性は現れない。注意が必要となるのは副作用で、以下の3つが挙げられる。あらかじめ対策を講じて服用を継続できるようにすることが大切になる。

  便秘 → 下剤を併用して対応する。服用中は常に。

  吐気 → 飲み始めの1週間程度は制吐剤を併用。
        耐性ができれば減量中止して可。

  眠気 → 飲み始めや増量時に出現し、数日で消失。
 副作用のよるものか除痛効果によるものかの配慮が必要。

また、鎮痛効果が十分でないとき、副作用が改善されないときは他のオピオイドに変更すること(オピオイドローテーション)で好ましい鎮痛を得られる場合がある。

 掘.キシコンチンの特徴

 ―放性(アクロコンチンシステム)により、速やかで持続した鎮痛効果が
  期待できる。

    →便中からゴーストピル(錠剤の抜け殻)が出ることがあるが心配なし。

     分割・粉砕は不可。

 ▲皀襯劵佑犯羈咾靴董鎮痛効果1.5倍、
     
代謝物が薬理活性を持たないので腎機能低下例
     でも使いやすい、
幻覚やせん妄が起こりにくい。

 除痛ラダーの二段階目(弱オピオイド鎮痛薬)から三段階(強オピオイド
鎮痛剤)で使用可能 → 1剤で幅広く対応できる。

 ど用中に起こる突出痛にはレスキュードーズとしてオキノーム散で
   対応できる。

   → オキノームはオキコンチン錠と同一成分の速放製剤。

14回の服用で定期処方薬として使用することもできる。

     レスキュードーズとして、12回以上使用したときは、定期処方されているオキシコンチン錠の投与量が不足していると考えられ、翌日よりオキシコンチン錠を増量する必要がある。

  

医療技術の進歩により、がんは必ずしも命を落とす疾患ではなくなりました。しかし、今なお死因の第一位であり、多くの人々が苦しめられているのも確かです。今後、オピオイド鎮痛剤が処方される機会も多くなることでしょう。私達薬剤師は手術や看護はできませんが、このような薬の知識、理解を深め、患者さんのQOL向上の助けになればと思いました。