2016年05月21日
「ボンビバ錠100mg、ボンビバ静注1mgシリンジ」について勉強会をしました。

岡山の街の健康応援団!!
                   &
         岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局

       
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

 「ボンビバ錠100mg、ボンビバ静注1mgシリンジ」について勉強会をしました。
                               
                            平成28年05月21日
                            by Y.M.@妹尾店

商品名:ボンビバ(ラテン語でgood lifeという意味の言葉に由来)
成分:イバンドロン酸ナトリウム水和物
効能・効果:骨粗鬆症
用法・用量[]1か月に1回、起床時に十分量(180ml)の水で経口摂取する。
 服用後少なくとも
60は横にならず、飲食(水を除く)及び他剤の経口摂取を避けること。
 
60分の理由:Tmax60分なため。
 
(c.f 60歳以上の国民において調査した結果、起床から朝食を摂るまでの時間が約1hrであり、
  
60分で困ると回答した割合は25以下だった。) 
 
[
]1か月に1回、静脈内投与(注射部位は従来の注射薬投与部位と同じでよい)

◇飲み忘れた場合:気づいた日の翌日に服用と添付文書に記載があるが、23日のずれは
  問題ない。
 もっと言えば、前後
2週間以内なら問題ないが、これ以上間隔が空くと翌月に服用する。

副作用:頭痛、背部痛、関節痛、倦怠感(インフルエンザ様症状)など
 インフルエンザ様症状:投与開始3日以内に発現し7日以内に回復する一過性の急性期反応
  と呼ばれる。

薬価比較表:静注剤は高めだが、錠剤の方は、他剤と大差ない。
商品名ボンビバ錠ボンビバ静注ボノテオ(50)リカルボン(50)ベネット(75)アクトネル(75)
薬価()2,7905,0003476.93461.32804.22770

特徴:錠剤は静注と同等に腰椎骨密度、大腿骨(近位部、頚部)骨密度を増加させる。
 また早期から骨吸収マーカーを抑制させる。
 
・ボンビバ静注のメリット:⑴ビスホスホネート経口薬は肝臓で初回通過効果を受け
  循環血へ入り、吸収率が
0.95%と低い。静注剤なら直接、循環血に確実」に入るため
  吸収率はかなり高い。
  
⑵経口剤が苦手な患者、認知症の患者、胃弱体質の患者、多数併用薬のある患者に向いている。
 
・ボンビバのデメリットTmaxが約60分と他剤に比べて遅い。

調剤時の注意事項1T/(12T/)しか調剤出来ない。
 その為、
28日分ずつ処方されている患者の中には、ひと月に2回受診するケースがある。
 この時、どちらの処方にもボンビバが処方されていると査定を受けるため、
 処方間隔・前回の調剤日をよく確認しなければならない。

休薬期間:歯科受診時は10日前から休薬し、その後3か月間休薬する。

骨のリモデリング:骨は常に吸収と形成を繰り返しており組織の更新を行っている。
 これをリモデリングという。骨吸収〜骨形成の
1サイクルは約36か月。以下に流れを示す。
 (参考文献:薬がみえる vol.
2) 
 骨吸収(
23週間):骨質の劣化などを感知して破骨細胞が誘導される。
  →骨基質の分解・吸収を行う。
 
 骨形成(
1216週間):骨吸収が起こった部位に骨芽細胞が誘導され骨基質を
 産生・分泌しながら埋入していく。
  →類骨にカルシウム塩などが沈着して石灰化する。
  →埋入した骨芽細胞は類骨を石灰化しながら骨細胞に分化する。
 
 休止期:骨基質に埋入しなかった一部の骨芽細胞は壁細胞となる

ボンビバで推定されている作用機序  
 
々の構成成分であるハイドロキシアパタイト(HAP)に対する親和性が高く、
  骨表面に吸着する。
  破骨細胞が骨吸収を行う際に分泌する酸によって骨吸収窩のpHが低下すると、
  ボンビバは骨表面から遊離し、破骨細胞内に取り込まれる。
 
破骨細胞に取り込まれたボンビバは、ファルネシルピロリン酸合成酵素(FPPS
    を阻害する。
 
FPPSの阻害により、メバロン酸代謝経路におけるファルネシルピロリン酸以降
    の経路が遮断されるため、低分子
GTPaseのプレニル化が起こらず、
   
RasRho等細胞内のシグナル伝達に重要な蛋白が機能しなくなる。
 
きΔ修侶覯漫破骨細胞は機能不全に陥り、一部はアポトーシスを起こす。
 
きО貶、FPPSの阻害により、細胞内に蓄積したイソペンテニルピロリン酸
  (
IPP:ファルネシルピロリン酸の前駆物質)は、代謝されて核酸アナログである
   
ApppI*となり、破骨細胞のアポトーシスを誘導する。
  
➥これらの経路により、
     破骨細胞の機能不全あるいはアポトーシスにより、骨吸収が抑制される
    
(注意において蓄積されたIPPによりɤδT細胞が活性化しSEである
      インフルエンザ様症状が発現する)
    
*Triphosphoric acid 1-adenosin-5´-yl ester3-(3-methylbut-3-enyl) ester 

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 [まとめ]
高齢化が進み、これからの将来において骨粗鬆症患者は増加すると予想されます。
QOLを維持するには、アドヒアランスの向上が重要です。ボンビバにおいては、錠剤でも注射剤でも、同等の効果が得られているため、患者のライフスタイルに合わせた剤形を選ぶことができ、アドヒアランス向上に繋がると期待できます。


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