2009年02月14日
大腸がん 〜術後補助化学療法と薬剤比較〜
大腸がん〜術後補助化学療法と薬剤比較〜                        
内尾店 KO

まず、日本の主要死因別死亡率
1、悪性新生物

2、心疾患

3、脳血管疾患

4、肺炎


続いて、部位別がん年齢調整死亡率の推移

男性          女性

1、肺         1、大腸

2、胃         2、胃

3、肝臓        3、肺


大腸癌の発生部位と頻度

横行結腸 7%

上行結腸 10%

下行結腸 5%

盲腸   6%

S状結腸 34%
直腸   38%

上記より、大腸がんの治療の必要性あり!!

ガイドラインー術後補助化学療法について
・術後補助化学療法は、治療切除の行われた症例に対して再発を
 抑制し予後を改善する目的で、術後に実施される全身化学療法である。
  Stage祁訥牡發亡悗靴董術後補助化学療法は再発抑制効果と
 生存期間の延長が示されている。
  5FU+LV療法が標準的治療として確立している。

〔適格基準〕

    治療切除が行われたStage祁訥牡癲

    主要臓器機能が保たれている。
  再発高リスクがstage況訥牡發術後補助化学療法を行う場合がある。

 
  経口抗がん剤による術後補助化学療法は、静注5FU+LV療法と
  の同等性が欧米において報告されている。
  国内では、Stage慶渉牡發任UFT投与群が手術単独時に比べて
 優位に優れている結果が報告されている。
 

大腸癌治療切除後stage彊幣紊任錬廓以内に再発が起こる可能性が高い


 
大腸癌の再発部位と再発時期
 再発部位は肝臓が一番多く、時期は約1,6年後

 続いてが多く、時期は約2,5年後


大腸癌切除後の再発症例における再発時期は術後1年以内が
2849%、2年以内が5577%であり、術後1年〜2年の間に再発する例が30%程度あるものと推察される。このことからも、大腸がん術後1〜2年間継続する化学療法が有用であると考えられる。
 

実際に、(TAC−CR)で無再発生存率はUFT投与群のほうが手術単独群より、15,6%高かった。NSASCC−01では無再発生存率はUFT投与群のほうが手術単独群より約20%高かった。


 
UFT/UZELの安全性情報
副作用発現率95,5

主なもの:下痢、口内炎、肝機能異常など

対処法:休薬期間延長、または用量低下

適正使用基準、休薬の目安あり

抗がん剤切り替え時の注意 

治療変更の際、適切な休薬間隔は7日間以上


 
感想

今回の勉強会を通して、術後補助化学療法の有用性を改めて実感しました。
治療における適性基準、休薬の目安、抗がん剤切り替え時の注意点など基礎知識の再確認により、がん患者さんに接する機会はそれほど多くはありませんが、投薬時にメンタル面のケアとともに患者様の適正使用に貢献できればと思いました。


 
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