2016年04月11日
「アシテアダニ舌下錠」についての勉強会をしました。
岡山の街の健康応援団!!
                   &
         岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局

       
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

      「アシテアダニ舌下錠」についての勉強会をしました。 
                              
                            平成28年04月11日
                            by H.O.@東畦店

〈商品名〉
アシテアダニ舌下錠 

〈成分〉
ヤケヒョウヒダニエキス原末
コナヒョウヒダニエキス原末

 〈効果効能〉
ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法
(※気管支喘息には適応なし)

〈用法用量〉
通常、成人及び12歳以上の小児には、1回100単位を1日1回舌下投与から開始し、1回投与量は100単位ずつ、300単位まで増量する。なお漸増は、原則として3日間で行うが、患者の状態に応じて適宜延長する。舌下投与後は完全に溶解するまで保持した後(約2分程度)、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。 

〈薬価〉
アシテアダニ舌下錠100単位:1錠67.1円
アシテアダニ舌下錠300単位:1錠201.2円 

〈アレルギー性鼻炎の発症の仕組みとアシテアの作用機序〉
アレルギー性鼻炎では、体内に入ってきたハウスダストや花粉などの抗原が、免疫細胞に認識され、それぞれの抗原に対する特異的IgE抗体が作られる。この特異的IgE抗体は肥満細胞の上にのっかっており、体外から侵入してきた抗原がこの特異的IgE抗体と結合することにより、肥満細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどが放出され、アレルギー反応が起こる。
ところが、減感作療法で少しずつ抗原を入れていくことで、体内に特異的IgE抗体ではなく、IgG4抗体とIgA抗体という別の抗体が作られる。このIgG4抗体とIgA抗体は、抗原が体内に入ってきた時に、抗原より先に特異的IgE抗体に結合する。つまり、IgG4抗体とIgA抗体は、抗原と特異的IgE抗体との結合を妨げることにより、アレルギー反応を起こさないように働くと考えられている。 

〈副作用について〉
アナフィラキシーの初期症状のような副作用が報告されているため、注意が必要。
主な副作用は咽頭刺激感(21.0%)、口腔浮腫(20.0%)、口腔そう痒感(18.3%)、耳そう痒感(10.4%)であり、重大な副作用としては、ショック、アナフィラキシー、咽頭浮腫・口頭浮腫に注意が必要である。 

〈その他〉
効果については服用開始後8週頃から現れ、4ヶ月で有意差がみられた。服用は3〜5年継続するのが望ましいとされているが、服用中止後1年は効果が持続するとのデータがある。また、本剤を1年以上投与しても効果がみられなかった患者に対しては、それ以降の本剤投与の継続について慎重に判断する必要がある。 

〈調剤する上での注意点〉
このようにアシテアはショックやアナフィラキシーの発現防止の観点から、舌下投与による減感作療法に十分精通した医師・医療機関でのみ用いられ、調剤薬局においては、調剤前に当該医師・医療機関を確認してから調剤する必要がある。
調剤時の手順としては、 
    処方箋にアシテアの記載が有ることを確認の上、医師名またはアシテア受講終了医師番号、
  処方医療機関名を確認する。

    「アシテア登録医師確認窓口」(確認用サイト)にて、処方医師が「アシテア登録医師」
であることを確認
   医師名
   アシテア受講終了医師番号
   処方医療機関名の確認が必要

     処方医師が「アシテア登録医師」であることを確認できたら、調剤を行う。 

    アシテア交付にあたり、「アシテア患者携帯カード」の患者情報およびかかりつけ
  医療機関の情報の確認を行う。記載漏れがある場合には記載するように指導を行う。
  なお、「アシテア患者携帯カード」の時間外連絡先の欄には、入院施設のある医療機関
  の記載が必要。

    本剤についての理解度を確認し、服薬指導を行った上で交付する。 

    アシテア登録医師であることなどが確認できない場合、調剤・交付を行わず、
  処方医師に処方箋を応需できない旨を説明。確認用サイトを通じて登録医師では
  ないことが判明した場合、コールセンターに連絡する。
 

〈まとめ〉
減感作療法は、適量の原因アレルゲンを継続して投与することにより、アレルゲンに対する免疫学的な耐性の獲得を目的とした治療法である。
アシテアは処方できる医師に制限があり、未だ幅広く浸透してはいないものの、保険適応の薬であるため3割負担の方の場合、月2000円程度で治療でき、自宅で簡単に投与できるため、これからの普及に期待ができる薬である。
ただ、効果をより一層持続させるためには3〜5年程度の長期間の継続投与が必要であり、効果にも個人差があること、アナフィラキシー様症状などの副作用も比較的多く発現されていることから、これからの報告に注目したい。
 


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