2014年11月21日
「潰瘍性大腸炎」の勉強会に参加しました!
 
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)


「潰瘍性大腸炎」の勉強会に参加しました。

2014年11月19
By YN@妹尾店


潰瘍性大腸炎:UC
UC患者は増加している。現在15万人。
男女の数に差はなく、2030代の発症が多い。

炎症性腸疾患IBD:主に潰瘍性大腸炎UC、クローン病CD
どちらも原因不明の疾患。
UC:大腸の粘膜に炎症→潰瘍・びらんが連続的にできる。
CD:小腸・大腸を中心に、口から肛門までの消化管のいたる所で区域性に炎症→潰瘍や肉芽腫ができる。
UCCDも活動期と寛解期を繰り返すことが多い。

UCの病因
遺伝的素因:IBD患者の1020%に家族歴
環境因子:動物性脂肪摂取↑→UC発症率↑。衛生環境の向上→衛生的過ぎるために、かえって抵抗力↓。
腸内細菌叢の乱れ:幼児期の抗菌薬使用、人口乳の普及
免疫機能の異常:UC患者は自己抗体の陽性率(pANCA)が高い。
増悪因子:禁煙・喫煙など。※喫煙はUCに対して予防的に働くことがある。

UCは直腸の炎症のみ〜大腸全体に炎症が起こすものまで。ただし、小腸には炎症が起こらない。

重症度による分類
重症:排便回数6回以上、顕血便(+++)、発熱あり、など
軽症:排便回数4回以下、顕血便(+)(-)、発熱なし、など

検査:便検査、血液検査、画像検査
大腸内視鏡像
軽度:発赤、中等度:びらん、強度:潰瘍

経過による分類
再燃感寛解型:再燃と寛解を繰り返す。約50%で最も多い。
慢性持続型:活動期が半年以上続く。約30%。慢性腸炎関連大腸癌につながることも。
急性劇症型:発症時に急激に悪化する。
初回発作型:活動期が最初だけ→将来的に再燃感寛解型になる可能性あり。

内科的治療
軽症:メサラジン、ステロイド低用量、
軽症〜重症:ステロイド依存性にはアザチオプリン
重症:栄養療法(TPN)、ステロイド高用量、タクロリムス、抗TNFα抗体(インフリキシマブ)

メサラジンの服薬遵守で寛解維持率↑
メサラジンをしっかり使用することで大腸癌を予防できると言われている。

5-ASA原末だと血中濃度は速やかに上がって、落ちる。
メサラジン製剤は血中濃度がほとんど上がらない。小腸から吸収されずに大腸まで届くよう作られている。
胃に留まる時間が長いと有効成分が無駄になってしまう
→胃の動きを助ける薬との併用もある:ガスモチン・六君子湯・アコファイド。

5-ASA製剤3
サラゾピリン:アゾ結合利用型。高用量まで使える。SE多いが、古い薬なのでデータがある。
ペンタサ:時間依存型。腸内環境に影響されないが、大腸から50%が吸収されていくため、サラゾピリンに比べ肛門近くまで有効成分が十分届かない→注腸や坐剤を併用すると有効。
アサコール:pH依存性放出型で、大腸のpH7で溶け出す。大腸から吸収されてしまうのは約30%だけ→70%が大腸で効果を発揮する。But減量すると再燃することも。

腸管の長さには個人差がある→5-ASAの量も画一的に同じでいいはずがない。
アサコールは11回でも2回でも寛解維持効果に違いはなかったというデータあり。
ペンタサは11回でも寛解維持効果あり。
ペンタサ腸注療法・・・嫌いな人も多い。薬液が保持できない・注入後の腹痛・使用法が面倒などの理由で。
PPI使用で胃pHが上がる→pH7になりアサコールが早く溶けてしまう。

強い炎症にはステロイド製剤を追加する。
必要な期間・必要な量だけを使う。
SE:消化性潰瘍、易感染症、骨粗鬆症(→ビスフォスホネートの予防的服用)、血栓リスクなど。
経口・局所(注腸剤・坐剤)・注射剤:いずれも活動期に使用。寛解を維持する効果はないと考えられている。

ステロイド抵抗例(高用量:1mg/kg/日以上を使っても効かない)やステロイド依存例(ステロイドを止めると悪化する)には、免疫調製剤であるアザチオプリンを使うことも。
アザチオプリン:体内で代謝され、DNA合成抑制・免疫調整作用のある活性型になる。肝障害などの副作用の原因となる型に代謝されるものも。
少量のアロプリノール服用で副作用防止効果あり(副作用の原因となる代謝酵素を阻害するため)
UCの場合、小腸は大丈夫なので栄養は吸収される。
ただ下痢などの影響で食欲が落ち、点滴が必要になることも。
軽症のUCであれば、CDとは違って強い食事制限はいらない。

直腸型であっても腸注時には体位変換して回った方がいい。
腸壁粘膜にしっかりと薬剤を付着させることが必要。
直腸型であれば量が多すぎるので、振る前に上澄みを捨てて量を減らして入れることも。

薬物療法以外には、血球成分除去療法・手術療法がある。

感想
患者数の増加率に驚きました。現在、薬局に来られているUCの患者さんは限られていますが、今後は増えてくるかもしれません。独特な薬も多いので、11つきちんと理解して、患者さんに分かりやすく説明できるようになりたいと思います。

ご就職や転職をご検討の薬学生や薬剤師の皆さま

現在、若干名の正社員、パート社員を募集しています。
    
是非一度ご見学をお待ちしています!

各雇用形態でやる気のある薬剤師を募集します。
ご応募のご連絡をお待ちしています。

  ご連絡は電話0862829401石川まで )又は lメールl でお願いします。

 


 
2014年11月20日
「潰瘍性大腸炎」の勉強会に参加しました!
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)


潰瘍性大腸炎の内科的治療 エバルス

2014年11月19
By YN@妹尾店


 潰瘍性大腸炎:UC
UC患者は増加している。現在15万人。
男女の数に差はなく、2030代の発症が多い。 

炎症性腸疾患IBD:主に潰瘍性大腸炎UC、クローン病CD
どちらも原因不明の疾患。
UC:大腸の粘膜に炎症→潰瘍・びらんが連続的にできる。
CD:小腸・大腸を中心に、口から肛門までの消化管のいたる所で区域性に炎症→潰瘍や肉芽腫ができる。
UCCDも活動期と寛解期を繰り返すことが多い。 

UCの病因
遺伝的素因:IBD患者の1020%に家族歴
環境因子:動物性脂肪摂取↑→UC発症率↑。衛生環境の向上→衛生的過ぎるために、かえって抵抗力↓。
腸内細菌叢の乱れ:幼児期の抗菌薬使用、人口乳の普及
免疫機能の異常:UC患者は自己抗体の陽性率(pANCA)が高い。
増悪因子:禁煙・喫煙など。※喫煙はUCに対して予防的に働くことがある。 

UCは直腸の炎症のみ〜大腸全体に炎症が起こすものまで。ただし、小腸には炎症が起こらない。 

重症度による分類
重症:排便回数6回以上、顕血便(+++)、発熱あり、など
軽症:排便回数4回以下、顕血便(+)(-)、発熱なし、など 

検査:便検査、血液検査、画像検査
大腸内視鏡像
軽度:発赤、中等度:びらん、強度:潰瘍 

経過による分類
再燃感寛解型:再燃と寛解を繰り返す。約50%で最も多い。
慢性持続型:活動期が半年以上続く。約30%。慢性腸炎関連大腸癌につながることも。
急性劇症型:発症時に急激に悪化する。
初回発作型:活動期が最初だけ→将来的に再燃感寛解型になる可能性あり。 

内科的治療
軽症:メサラジン、ステロイド低用量、
軽症〜重症:ステロイド依存性にはアザチオプリン
重症:栄養療法(TPN)、ステロイド高用量、タクロリムス、抗TNFα抗体(インフリキシマブ) 

メサラジンの服薬遵守で寛解維持率↑
メサラジンをしっかり使用することで大腸癌を予防できると言われている。 

5-ASA原末だと血中濃度は速やかに上がって、落ちる。
メサラジン製剤は血中濃度がほとんど上がらない。小腸から吸収されずに大腸まで届くよう作られている。
胃に留まる時間が長いと有効成分が無駄になってしまう
→胃の動きを助ける薬との併用もある:ガスモチン・六君子湯・アコファイド。 

5-ASA製剤3
サラゾピリン:アゾ結合利用型。高用量まで使える。SE多いが、古い薬なのでデータがある。
ペンタサ:時間依存型。腸内環境に影響されないが、大腸から50%が吸収されていくため、サラゾピリンに比べ肛門近くまで有効成分が十分届かない→注腸や坐剤を併用すると有効。
アサコール:pH依存性放出型で、大腸のpH7で溶け出す。大腸から吸収されてしまうのは約30%だけ→70%が大腸で効果を発揮する。But減量すると再燃することも。 

腸管の長さには個人差がある→5-ASAの量も画一的に同じでいいはずがない。
アサコールは11回でも2回でも寛解維持効果に違いはなかったというデータあり。
ペンタサは11回でも寛解維持効果あり。
ペンタサ腸注療法・・・嫌いな人も多い。薬液が保持できない・注入後の腹痛・使用法が面倒などの理由で。
PPI使用で胃pHが上がる→pH7になりアサコールが早く溶けてしまう。 

強い炎症にはステロイド製剤を追加する。
必要な期間・必要な量だけを使う。
SE:消化性潰瘍、易感染症、骨粗鬆症(→ビスフォスホネートの予防的服用)、血栓リスクなど。
経口・局所(注腸剤・坐剤)・注射剤:いずれも活動期に使用。寛解を維持する効果はないと考えられている。 

ステロイド抵抗例(高用量:1mg/kg/日以上を使っても効かない)やステロイド依存例(ステロイドを止めると悪化する)には、免疫調製剤であるアザチオプリンを使うことも。
アザチオプリン:体内で代謝され、DNA合成抑制・免疫調整作用のある活性型になる。肝障害などの副作用の原因となる型に代謝されるものも。
少量のアロプリノール服用で副作用防止効果あり(副作用の原因となる代謝酵素を阻害するため) 
UCの場合、小腸は大丈夫なので栄養は吸収される。
ただ下痢などの影響で食欲が落ち、点滴が必要になることも。
軽症のUCであれば、CDとは違って強い食事制限はいらない。 

直腸型であっても腸注時には体位変換して回った方がいい。
腸壁粘膜にしっかりと薬剤を付着させることが必要。
直腸型であれば量が多すぎるので、振る前に上澄みを捨てて量を減らして入れることも。 

薬物療法以外には、血球成分除去療法・手術療法がある。 

感想
患者数の増加率に驚きました。現在、薬局に来られているUCの患者さんは限られていますが、今後は増えてくるかもしれません。独特な薬も多いので、11つきちんと理解して、患者さんに分かりやすく説明できるようになりたいと思います。

ご就職や転職をご検討の薬学生や薬剤師の皆さま

現在、若干名の正社員、パート社員を募集しています。
    
是非一度ご見学をお待ちしています!

各雇用形態でやる気のある薬剤師を募集します。
ご応募のご連絡をお待ちしています。

  ご連絡は電話0862829401石川まで )又は lメールl でお願いします。