2007年07月27日
「第一回CASPワークショップ」に参加しました。
『第一回CASPワークショップ@倉敷』に参加しました
                                        By AM@妹尾店
              

CASPCritical Appraisal Skills Programmeとは?

 

私たちのまわりには、日々いろいろな情報があふれていますが、これらを的確に評価し利用するのは難しいことです。


医療従事者にとっても、たくさんの情報の中から正しい情報を見極めていくスキルは重要です。

そのようなスキルを身につけてもらえるよう英国オックスフォードで始まりました。


医療判断のための根拠を、仝つけ出し、内容を吟味し、その結果をもとに実際に行動できるように支援することを目的としています。

詳しくは以下のホームページをご覧下さい。

 http://caspjp.umin.ac.jp/  

19721日 プレワークショップ・懇親会
 


論文吟味のためのワークシートの解説をしてもらいました。

私はCASPのワークショップに参加するのは初めてだったので、前日から出席しました。

ポケットガイドをいただき、用語の解説や、翌日使うシートについて話し合ったりしました。

 

その後の懇親会は、倉敷でも有名な焼き鳥「高田屋」へ!

 

今回のワークショップは、医師・歯科医師・薬剤師etc.いろいろな分野・職業の方々が参加しています。

ふだん接することのない人たちと交流を深めるのも、大きな目的です。

お酒の席では、もっと、いろいろな本音etc.聞くことができます。

残念ながら、私は車だったため、シラフでしたが・・・

焼き鳥もモリモリおいしくいただきました!!


 
 平成19722日 CASPワークショップ@倉敷 


事前に配られたシナリオに基づいて実際の医学論文を読んで吟味し、判断していく作業をグループで行うワークをやりました。

 

今回はランダム化比較試験の論文なのですが、予想通り、なんと英語!!

英語の論文を読むなんて、○年ぶり(大学卒業以来???)なので、けっこう大変でした。

同じグループの人たちは、どうやら、隅々まで読んできている様子・・・

少々あせりましたが、皆さん良い方ばかりで一安心。

 

最初に緊張をほぐしてくれる小話があったり、EBMについてのレクチャーがあったりしました。

今回は貧血と鉄剤についての論文だったのですが、基礎知識についても詳しく説明して下さいました。

 

自分が気付かないことがあったり、話し合ったりしていくことは、とても勉強になりました。

 

終了後はファミレスで反省会。

2回も開催予定されているそうです。

 

 
2007年07月21日
「抗がん剤アバスチン」の勉強会をしました。

抗がん剤アバスチンの勉強会をしました。


今回は4月から入社の私、MHが始めてブログを担当いたします。今までは病院に勤めており、今回が始めての薬局勤務です。最初は戸惑いもありましたが、今は仕事にも慣れ、楽しく働いています。宜しくお願いいたします。

                    2007年7月18日 東畦店


 アバスチン
点滴静注用 [一般名 ベバシズマブ(遺伝子組み換え)]

抗悪性腫瘍剤 抗
VEGF人化モノクロナール抗体 100ml/4ml  400ml/16ml

 
作用メカニズム
     ヒトVEGF(※1)に特異的に結合することによりVEGFと血管内皮細胞上
  に発現している
   VEGF受容体との結合を阻害し、腫瘍組織での血管新生を抑制して腫瘍の
  増殖を阻害する。
  (癌細胞の血管に特異的ではない)

  多くの場合血管の無秩序な新生によりがん細胞が増殖している点に着目した
  全く新しい機序の薬剤。

    
腫瘍組織間質圧の低下により組織内への薬剤到達を亢進させる。
 (※1)Vascular Endothelial Growth Factor(血管内皮増殖因子)    
 
  血管新生(既存の血管からの血管内皮細胞の増殖・遊走)に不可欠な因子、
  傷の治癒にも関わる、心筋梗塞、バージャー病等ではむしろ治療で使用される。

効能・効果
  治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 
  (今後適応も拡大予定である)

用法・用量
  他の抗悪性腫瘍剤との併用において、1回5mg/kgまたは
  10mg
/kgを点滴内注する投与感覚は2週間以上とする。
  (単独では使用できない)

 
有効性
  プラセボ群に比べ中央値で生存期間は約3ヶ月、無増悪生存期間
  は約3〜4ヶ月、奏効期
間は約4ヶ月伸びている。(海外データ) 

副作用
     消化管穿孔 (突然起こる強い腹痛)
     →投与を中止、再投与しない。
      出血 (日本人では鼻出血が多い)→重度の出血で投与を中止、
  再投与しない。
      動脈血栓塞栓症 (早期に出現)→投与を中止、再投与しない。
      静脈血栓塞栓症     高血圧性脳症、高血圧クリーゼ
  (発現時期は明確ではない)
    →投与中止、再投与しない。
  高血圧が現れた場合はコントロールが可能になるまで休約、
  経口高圧剤としては
ACE阻害薬、ARBCa
拮抗約、利尿剤を使用。
  本剤投与中は必ず血圧を定期的に測定する。

国内の使用経験が極めて少なく、副作用が重篤かつ急激な症状悪化を
きたすため限られた医療機関のみ、また十分な経験を有する医師が
対応する必用がある。
しかし切除不能な癌患者の生存率が今までの成績から
比べれば画期的に伸びる薬剤である。
                                                                                                   東畦店 MH
 

 
2007年07月09日
セレコックスの勉強会をしました。
セレコックス錠(セレコキシブ)
                                                  平成1974日 東畦店勉強会 

    
錠剤の種類は100mg200mg。1日2回の服用。

    
COX-2選択的阻害剤で、日本初のコキシブ系(※)

    
(※)コキシブ系とは?
COX-2をターゲットとして創薬したもので、以下の3点
  を満たすもの。
構造は関係ない。
        胃腸障害が少ない。
        従来の鎮痛剤と同程度の鎮痛作用を示す。
        (アスピリンのような)血栓への影響がないもの。

    
セレコックスにはかさ高いスルホンアミド基がある。セレコックスが作用部位
  まで到達するための通過チャネルを比較すると、COX-2は広く、COX-1は狭い
  ので、これによりCOX-2高選択性となる。

    
COX-2高選択性により、胃腸障害はほとんどない。容量増やしても胃腸障害への影響は
   ない。
  逆に、心血管イベントへの影響が懸念されるが、セレコキシブに関しては
  非選択的NSAIDSとのリスク比は同等。これにより、FDACOX-2選択的
  阻害剤を含む全てのNSAIDS共通のリスクと判断。添付文書には、
  「心筋梗塞、脳卒中等への心血管系血栓塞栓性事象のリスク」に関する
  警告が掲載されている。

    
効果発現時間は服用後約30分でロキソニン、ボルタレンと同程度。
  半減期は約4時間。

    
鎮痛効果はボルタレンとロキソニンの中間程度。消化管への安全性は
  モービック、ハイペンと同程度。

    
用法の「食後」服用は単にコンプライアンスのため。吸収や胃腸障害
  への影響ない。

    
禁忌薬の中に「スルホンアミド」があるが、利尿剤にはほとんど含まれ
  るので注意。他に、トリプタン系やSU剤などにも含まれる。
                               
以上

                            妹尾店 DT