2014年02月11日
「精神科領域薬剤」の勉強会に参加しました。
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

精神科領域薬剤の基礎知識                        
2014年2月11日
ByYN@妹尾店

抗うつ薬:気分の上がり下がりを軽減。
抗精神薬・抗不安薬:考えすぎを抑える。

●うつ病
うつ病ではモノアミンが減少→抗うつ薬で増やす。
モノアミン:セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、ヒスタミン等。
抗うつ作用は前者4つに関連。

昔の薬:三環系抗うつ薬…何でも増やす、受容体にも作用→副作用多い(眠気・起立性低血圧)
新しい薬:セロトニンやノルアドレナリンだけを増やす→副作用少ない。

 三環系の利点
重症例(入院症例)でSSRIより効果が優れる。
使用経験が豊富で副作用が予想しやすい。薬価が安い。
四環系は抗うつ作用弱め。

SSRI:副作用の消化器症状が最初の1週間に多いが、徐々に弱くなる。
SNRI:他の薬と比べて作用発現が早い。消化器系副作用は少ないが、NAdにも作用するため、尿閉や循環器系副作用に注意。 

NaSSA
:中枢のシナプス前α2受容体に拮抗作用。
α2による抑制を外す→セロトニン、NAdの放出↑
5-HT25-HT3受容体に拮抗→性機能障害・消化器系副作用が出にくい
増えたセロトニンは、抗うつ・抗不安に関わる5-HT1受容体に主に作用する。
しかし、H1受容体拮抗作用のため、眠気に注意。ヒスタミンは食欲に関係しているため、体重増加も。

 抗うつ薬の選択
”作用の少ないSSRISNRIが第一選択。中等症以下では三環系に対して非劣性
不十分なら他の抗うつ薬を考慮。
I埆淑なら抗うつ薬の併用、気分安定剤の追加。 

妄想・思考障害あり→D2遮断作用のあるもの(ドグマチール・アモキサン)
不安が強い→セロトニンに作用するもの(SSRIは不安障害に適応)。
意欲低下→NAdに作用するもの(SNRI・三環系)。
鎮静作用
強い
弱い
代表薬
三環系・NaSSA
SSRISNRI
注意点(副作用)
眠気
不眠・焦燥
副作用の鎮静・眠気は初期に表れやすく、徐々に慣れる。

 高齢者への抗うつ薬投与は、認知機能を低下させやすい
これには抗コリン・鎮静作用が関与するため、三環系・NaSSAはリスク因子になる。
SSRISNRIは影響を与えにくい 

ジェイゾロフト・レクサプロ・トレドミンは代謝酵素阻害作用が弱い。
トレドミンは主に腎排泄のため、肝障害のある人に向いている。 

 ●双極性障害・躁病
気分安定薬を使用。抗うつ薬は基本的に使わない。
血中濃度が上がりすぎると副作用→併用薬・投与量が変わったとき注意。
炭酸リチウム(リーマス)…SE:腎障害
抗てんかん薬(デパケン…SE:肝機能・血液障害、テグレトール…SE:血液・皮膚障害SJS、ラミクタール…グルクロン酸抱合で代謝される。SE:皮膚障害)
抗精神病薬(ジプレキサ・エビリファイ) 

●統合失調症
第一世代:定型抗精神病薬
フェノチアジン系…効果は弱め。抗コリン・循環器副作用でやすい。ヒルナミンなど。
ブチロフェノン系…効果は強い。錐体外路障害でやすい。セレネースなど。

 第二世代:非定型抗精神病薬
SDA(一般的に5-HT2A遮断>D2遮断):リスパダール、ルーランなど。
MARTA:セロクエル・ジプレキサは糖尿・体重増加に注意。 

DSS(ドパミンシステムスタビライザー):D2部分作動薬
アリピプラゾール「エビリファイ」…5-HT1A/2A部分作動もある 。

抗精神病薬はアドヒアランスが悪い→続けやすい剤形を選択。
時効性筋注なら24週間ごとでOK。毎日服薬しなくてよい。
液剤はお茶と混ぜると力価が低下しやすい。 

・副作用
錐体外路症状:ジストニア(固まる)、アカシジア(カクカク揺れる)、ジスキネジア(表情の異変)
→対策:薬剤の変更・減量(定型抗精神病薬>SDA>エビリファイ>MARTA
できなければ抗コリン作用のあるパーキンソン病薬を追加(アキネトンなど)。
抗振戦薬(インデラル・ランドセン)追加。

性機能障害・抗プロラクチン血症←プロラクチンを抑制するドパミンを抑制するため。
定型抗精神病薬(ハロペリドール)に多い。
→対策:変更・減量、D2刺激剤(カバサール)の投与 。

BZD
抗不安薬と睡眠薬は基本的に同じ。GABAA受容体に作用。
BZD系:ω1選択性のアモバン・ルネスタ・マイスリーには抗不安作用なし。
依存性ははっきりしない。適切な使用を。耐性は認められにくいと思われる。
筋弛緩作用が強いと肩こりに効くが、ふらつきがでやすくなる。
高齢者には代謝の関係でワイパックスが使いやすい。 

ロゼレム:メラトニン受容体作動薬
体内時計の調整。作用は弱い。軽度の人に。抗不安作用は無い。 

●抗認知症薬
ChEIが主。メマリーとの併用も。
アルツハイマー型認知症ではグルタミン酸の受容体のうち、記憶の増強に関わるNMDA受容体が持続的に刺激され続けることで神経障害を起こす。
メマリー:弱いNMDA受容体遮断→持続的な刺激を抑制する。必要時の神経伝達には影響しない。必要な時だけ刺激されるように、ノイズを減らす!  


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