2016年01月26日
消炎鎮痛剤 「ロコアテープ」の勉強会をしました。 
岡山の街の健康応援団!!
                   &
         岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局

       
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

      消炎鎮痛剤「ロコアテープ」の勉強会をしました。 
                              
                            平成28年01月24日
                            by Y.I.@妹尾店

<商品名>
ロコアテープ
<有効成分>
エスフルルビプロフェン・ハッカ油製剤

<効能・効果>
変形性関節症における鎮痛・消炎

<用法用量>
11回、患部に貼付する。同時に2枚を超えて貼付しないこと。

<用法用量に関する使用上の注意>
本剤2枚貼付時の全身暴露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから、1日貼付枚数は2枚を超えないこと。本剤投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限りさけることとし、やむをえず併用する場合は必要最低限の使用にとどめる。

<特徴>
・フルルビプロフェン(ヤクバン)の光学異性体S体のみを抽出したもの。S体だけを
 抽出することで鎮痛効果があがり、副作用の少なさ(忍容性)が強化されている。
・成分としてハッカ油が入っている。これも有効成分の一つであるが、貼付時にハッカ油
 の独特の香りがある。
・組織移行性がよく、同時に2枚以上貼付することで
 フルルビプロフェン経口剤投与時と同程度の血中濃度を示すことから膝に貼付しても
 腰などの痛いにも効果があるではないかと考えられる。組織移行性を高めるために
 製剤学的に工夫されているらしいが、その際にハッカ油が必須だったとのこと。

・膝等の関節部に使用するためはがれにくくなっており、そのため紅斑、掻痒感が表れやすい。

<臨床試験>
・検証試験:変形性膝関節症患者633例において患者をロコアテープ群または
 フルルビプロフェンパップ群に無作為に貼りつけた。ロコアを
11回または
 フルルビプロフェンパップ
40mgを12回、2週間貼付し起立時の膝の痛みを
 
100mmのVASを用いて患者自身が評価。この試験においてロコアテープは
 有意に膝の痛みを改善。

COX阻害試験;組み換え人COX-2にエスフルルビプロフェン、ケトプロフェン、
 ロキソプロフェン活性代謝物のいずれかを加えて前処理し、基質としてアラキドン酸
 を添加して反応させた後、未反応のアラキドン酸を除去し、反応液中の放射活性を測定。
 
COX-2においてフルルビプロフェンは他の2剤に比べ約8倍の阻害作用を示した。
 この結果は、検証試験の起立時の痛みを有意に減少させる結果につながると考えられる。

・組織移行性試験;人工膝関節置換術を予定している変形性膝関節患者20例において
 ロコアテープ
20mgまたはフルルビプロフェンパップ40mgを術前に無作為非盲検下で
 
12時間単回貼付した結果、滑膜、関節液ともにエスフルルビプロフェンが高濃度に移行。
 この結果も検証試験の結果につながると考えられる。
  

<まとめ>
年々、高齢化が進むに応じて変形性関節炎の患者も増えてきている。
膝の関節の痛みは患者さんの動作を制限し、筋力の低下や関節可動域の制限を招き
QOLの低下につながる。
本剤使用により、少しでも患者さんの痛みが改善しQOLを改善することで健康寿命が延びるのではないかと考えられる。  


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2016年01月15日
モーラスパップXR120mgの勉強会をしました。
           岡山の街の健康応援団!!
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         岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局

       
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

     「モーラスパップXR120mg」の勉強会をしました。 
                              
                            平成28年01月15日
                            by T.N.@東畦店

組成・性状
1. 組成
  
膏体6g中に日局ケトプロフェン120mgを含有する。
  
添加物として、エデト酸ナトリウム水和物、ℓ- メントール、
  クロタ
ミトン、合成ケイ酸アルミニウム、香料、ゼラチン、
  濃グリセリン、
4-tert-ブチル-4-メトキシジベンゾイルメタン、
  プロピレングリ
コール、ポリアクリル酸部分中和物、
  ポリビニルアルコール(部
分けん化物)、その他4成分を含有する。
2. 製剤の性状
  
白色〜淡黄色の膏体が支持体に展延されており、膏体面が
  
ライナーで被覆された貼付剤である。
  
製剤の大きさ 10cm×14cm
  
膏体質量 6g

 ◎効能又は効果
 
○下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
 腰痛症(筋・筋膜性腰痛症、変形性脊椎症、椎間板症、腰椎捻挫)、
 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱
周囲炎、
 上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の
腫脹・疼痛
関節リウマチにおける関節局所の鎮痛

 ◎用法用量
1日1回患部に貼付する 

◎使用上の注意
1.慎重投与(次の患者には慎重に使用すること)
気管支喘息のある患者[アスピリン喘息患者が潜在しているおそれがある。] 

2.重要な基本的注意
1)本剤又は本剤の成分により過敏症(紅斑、発疹・発赤、腫脹、刺激感、痒等を
   含む)を発現したことのある
患者には使用しないこと。 
2)接触皮膚炎又は光線過敏症を発現することがあり、中には重度の全身性発疹
   に至った症例も報告されているので、使用前に患者に対し次の指導を十分に行う
   こと。

   1)紫外線曝露の有無にかかわらず、接触皮膚炎を発現することがあるので、
        発疹・発赤、
痒感、刺激感等の皮膚症状が認められた場合には、
        直ちに使用を中止し、患部を遮光し、受診すること。
        なお、使用後数日を経過して発現する場合があるので、同様に注意すること。
   2)光線過敏症を発現することがあるので、使用中は天候にかかわらず、
        戸外の活動を避けるとともに、日常の外出時も、本剤貼付部を衣服、
        サポーター等で遮光すること。なお、白い生地や薄手の服は紫外線を透過
        させるおそれがあるので、紫外線を透過させにくい色物の衣服などを
        着用すること。また、使用後数日から数カ月を経過して発現することもある
    ので、使用後も当分の間、同様に注意すること。
       
異常が認められた場合には直ちに本剤の使用を中止し、患部を遮光し、
        適切な処置を行うこと。

3)皮膚の感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染を伴う炎症に対して用いる
   場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に使用する
   こと。

4)腰痛症、変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎、
     筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛に本剤を使用する場合は、以下の点に注意すること。
      
1)本剤による治療は対症療法であるので、症状に応じて薬物療法以外の療法も
         考慮すること。また、投与が長期にわたる場合には患者の状態を十分に観察し、
         副作用の発現に留意すること。

5)関節リウマチにおける関節局所の鎮痛に本剤を使用する場合は、
     以下の点に注意すること。
    
1)関節リウマチに対する本剤による治療は対症療法であるので、抗リウマチ薬等に
        よる適切な治療が行われ、なお関節に痛みの残る患者のみに使用すること。
    
2)関節痛の状態を観察しながら使用し、長期にわたり漫然と連用しないこと。
        また、必要最小限の枚数にとどめること。

 ◎
まとめ
・モーラスパップ30mg.60mgには適応症が無かった、腰痛症、関節リウマチに
  おける関節局所の鎮痛が効能効果に追加された。
・モーラスパップ30mg.60mgより薄く粘着力がありはがれにくい。
・パップ剤なのでモーラステープより冷却感がある。
・パップ剤は経皮吸収率がテープ剤に比べて下がりますが、ケトプロフェン120mg
  を入れることによりモーラステープLと同程度の効果が期待できる。
 

 感想
  シップなどは患者様の使用感が、医師が処方するときの重要な判断基準になるので、
  
肩、腰、関節などの痛みに困っている多くの患者様の選択肢が広がることは喜ばしい
  ことだと思います。


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