2014年07月23日
「高齢者の口腔ケア〜ビスホスホネートと顎骨壊死の関係」の勉強会に参加しました。

岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

 「高齢者の口腔ケア〜ビスホスホネートと顎骨壊死の関係」の勉強会に行ってきました。

                    
                                  2014年07月23日
                                   By YN@妹尾店
 口腔の機能】
・呼吸機能
・摂食機能・・・捕食・咀嚼・嚥下
・構音機能
歯の数:28本+親知らず 

食べることの意義
栄養摂取+食を楽しむ・・・温度・味覚・歯ごたえ・舌触り
食べることで家族とのコミュニケーション 

食べるのに必要な歯の数
1828本:硬いものでもOK・・・フランスパン・タコ・たくあん
617本:噛み切りやすいもの・・・せんべい・れんこん・きんぴらごぼう
05本:軟らかいもののみ・・・うどん・バナナ
8020運動」80歳で20本の歯を残そう 

歯から脳への刺激:歯根膜からの刺激が有用。インプラントではこれがない。
噛むことの8大効用「卑弥呼の歯がいーぜ!」・・・肥満予防・味覚の発達・言葉の発音はっきり・脳の発達・歯の病気を防ぐ・がん予防・胃腸の働き↑・全身の体力↑と全力投球 

ラットの迷路学習実験・・・粉末食で育てたラットより、固形食で育てたラットの方が成績がよい
入れ歯が合わないと食事↓による体力低下を起こすことも。調節を。
自分の歯で噛める人は寝たきりになりにくい! 

健口体操:お口のリハビリ・・・首を回したり、口を大きく開けたり、舌を動かしたり。
唾液腺マッサージ:顎下腺・耳下腺・舌下腺を指でマッサージ 

【高齢者の口腔ケア】
肺炎が高齢者(65歳以上)の死因として増加している。
睡眠中に唾液が気管に入って肺炎を起こすことも。
口腔内には細菌がたくさん!!

 誤嚥性肺炎の要因:嚥下・咳反射↓ 口腔衛生管理↓ 全身的抵抗力↓ 胃食道逆流
口腔・咽頭の細菌数↑→誤嚥→抵抗力↓→誤嚥性肺炎
口腔ケアでこの→を防ぐことができ、肺炎発症率は少なくなる。
口腔ケアで口腔機能だけでなく、栄養状態・QOLの向上も目指す。 

プラーク:歯垢。バイオフィルム。細菌の塊。
プラークコントロール:プラークを歯ブラシで取り除くこと。
歯石:硬く、歯ぐきを傷付ける。歯ブラシでは取り除けない。歯医者さんで除去してもらう。 

歯石・プラークで歯ぐきが腫れ、歯肉溝が深くなる(仮性ポケット)。そこへ細菌が入っていく→歯周病の始まり歯周病・・・原因:嫌気性細菌。全身に影響:誤嚥性肺炎・早産・糖尿病の悪化などに繋がる。 

ホームケア・・・家での歯ブラシなど
プロフェッショナルケア・・・歯医者さんで行うスケーリング(歯石除去)など

 口腔ケアを何もしていない人は、まずはうがいを毎食後に→毎食後の歯ブラシ→みがき残しの部位を指摘
食物残渣の除去にはスポンジブラシや綿棒を用いる(奥から手前へ)。 

ブラッシング:毛先を使って。直角にあたるように。毛先が開いたら交換時期。
歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間、噛み合わせの溝に歯垢が溜まりやすい。

 ・歯ブラシの工夫
歯ブラシの柄を潰したり太くしたりして、握りやすくする。
割り箸で長さの調節。
鏡を見ながら自分でハミガキ。 
・舌苔(ぜつたい)食物残渣・細菌などが堆積したもの。口臭の原因の1つ。
唾液の分泌↓などが原因。除去には舌ブラシなどを用いる。 

・義歯の清掃
義歯用ブラシを用いる。バネ部分しっかり洗う。
歯磨き粉は使わない!研磨剤が義歯の歯ぐき部分を傷つけ、そこに細菌が繁殖しやすくなる。
食後は外して清掃する。寝る前には外して水の入った容器に入れて保管。
But自分の歯が部分的に残っている人は、入れ歯を外すと口内を傷つけることがある→歯科医と相談し、つけっぱなしにすることもあり。 

・口腔清掃補助器具
電動ブラシ 歯間ブラシ・デンタルフロス 口腔清掃ブラシ 指みがき
コップの工夫・・・首を反らさずに口に水を含めるように 吸いのみ 

・寝たきりの患者さんへの口腔ケア
開口の誘導→開口の保持→ブラッシング→うがい・洗浄→リップクリームなどで保湿。
少し前かがみの姿勢でブクブクうがいを。ガラガラうがいは誤嚥の可能性があるのでNG 

【ビスホスホネートと顎骨壊死(BRONJ)の関係】
ビスホスホネート:注射が癌の骨転移に、経口は骨粗鬆症に。
ビスホスホネートと顎骨壊死との関連が示唆されているが、明確な予防法・対処法は未だにない。処方医・歯科医・薬剤師の連携が必要。 

がん患者:原則休薬しない→口腔管理→侵襲的歯科処置は避ける
骨粗鬆症患者
・投与3年未満、リスクファクターなし→原則休薬しない→口腔管理→歯科処置
・投与3年未満、リスクファクターあり→骨折リスクが高くなければ休薬が望ましい
 →口腔管理→歯科処置
・投与3年以上→骨折リスクが高くなければ休薬が望ましい→口腔管理→歯科処置
 
(リスクファクター:ステロイドや免疫抑制剤の服薬、喫煙など) 

顎骨壊死の発生を防ぐ最善の方法は、口腔衛生をよく保つこと、定期的な歯科検診などのデンタルケア。

 感想

スポンジブラシを初めて見た。こういったものを使う状況をあまり想像したことがなかったので、興味深かった。これからは患者さんの薬や食事・運動だけでなく、口腔の衛生状態にも気を付けていかなければと思う。
   
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