2011年06月30日
骨粗鬆症治療薬「ビビアント錠」の勉強会をしました。
平成23年6月30日

骨粗鬆症治療薬「ビビアント錠」の勉強会をしました。
By MHH@妹尾店

ビビアント錠20mg

  *骨粗鬆症とは
  有病者数:1,100万人。
  女性の有病率の方が男性より2〜3倍多い。
  50代から増加し、60代で30%、70代で40%、80代で半数が骨粗鬆症で
  あると言われている。しかし、そのうちの80%は未治療。

  *骨粗鬆症になると
  骨がスカスカになり折れやすくなる。
  自覚症状:背中の痛み
  背骨の椎体の圧迫骨折が多い。
  他にも大腿骨頸部など。
       →骨折で寝たきりになる可能性 

 *ビビアントについて
 ・New SERM
 ・規格は20mgのみ
 ・薬価はエビスタと同じ
 ・効能、効果:閉経後骨粗鬆症
   閉経後、血中のエストロゲンが減少骨吸収促進骨密度減少
   ビビアント(SERM)は破骨細胞・骨芽細胞に作用し、破骨細胞の活性抑制、
   破骨細胞前駆細胞から破骨細胞への分化抑制、破骨細胞のアポトーシス(細胞死)
   誘導などにより、破骨細胞による骨吸収を抑制する。
        SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター) 
      →骨代謝、脂質代謝に関連する細胞は改善するが、子宮組織、乳腺組織の
       細胞には影響がない。

  
・ビビアントは新規椎体骨折の発生率をプラセボ群に比べて42%低下させる。
  これはエビスタも同様。また、非椎体骨折(椎体骨折以外の骨折)の発生率
  プラセボ群に比べて50%低下させる。さらにエビスタと比べると44%低下
  させるデータがある。これがビビアントとエビスタのちがい
  しかし、なぜこの差が出るのかという理由はまだ分かっていない。
  ・副作用はプラセボとほぼ同等。
 ・1日1回1錠(20mg)で食事の有無や時間に関わらず服用できる。 
  飲み忘れたら、気づいた時服用
OK
     →ビビアントは20mgでも40mgでも効果にあまり差がなかったので20mg
      採用された。つまり飲み忘れて気づいて服用し、次までの服用間隔が短くても
      さほど影響はない。
 ・ビビアント20mg=エビスタ60mg
 ・一包化、粉砕の試験は行われていない。 
 
 
感想:今まで、骨粗鬆症治療薬のSERM製剤はエビスタしかなかったのが2剤目の
    ビビアントが発売され、どちらも薬価が同じであるなら、非椎体骨折の発生率
    をより低下させるビビアントの方が良いのでは?と単純に思った。
    しかし、なぜこの差が出るのかという理由が分かっていないのが気になった。
 

 
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