2010年11月27日
「ガバペン」の勉強会をしました。

ガバペンの勉強会をしました。
平成221127日   
By:HM@妹尾店  
 
てんかん概念:大脳の慢性疾患
       反復性の発作を主徴とする。
       脳波の異常が現れる。
 全般発作:4割     部分発作:6割 ← ガバペン:発作の回数減らす薬
 部分発作の第1選択薬:カルバマゼピン(テグレトール)
           ガバペンは第2選択薬 

 
てんかん部分発作の治療

 
Step        Step◆   Step
単剤(第1選択薬)→ 他の単剤 → 多剤併用 

※3割ぐらいは発作コントロール不良。

 ガバペンの特性
     新しい作用機序をもつてんかん薬
Ca2+チャネルを抑制しグルタミン酸神経系(興奮性)の抑制
GABAトランスポーターを活性化する(流れをよくする)ことで、GABA神経系
 (抑制性)機能の維持・増強
 

   
既存の抗てんかん薬単独はで十分な効果が認められていない部分発作を有する。
 てんかん患者において、ガバペン併用による発作抑制効果が認められた。

     他の抗てんかん薬の血清中濃度の変化なし。
   →ガバペンは体内でほとんど代謝されず、肝代謝酵素の誘導・阻害作用を示さない。
    そのため、相互作用を起こしにくい
   ※腎排泄のため、腎機能障害の人には注意 

用法・用量
]通常、成人にはガバペンチンとして初日1日量600mg、2日目1日量1200mgをそれぞれ3回に分割経口投与する。3日目以降は維持量として1日量1200mg〜1800mgを3回に分割投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は2400mgまでとする。

13回投与の場合に、各投与間隔は12時間を超えないものとする。
 →t1/26hrのため 

[
主な副作用]
・傾眠:そんなに用量依存ではない。Drによると、個人差はあるが服用を続けると
 軽くなるらしい。服用維持しやすい薬ではある。
・浮動性めまい
・頭痛               

[
ガバペン向きな患者] 
・単剤で効果がない。
・相互作用が心配。
・副作用が大きくて、てんかん薬を増量できない。
・長期での発作コントロールができない。

 *感想*併用により発作抑制効果があり、しかし相互作用は起こしにくいというのは
 とても良い薬であると感じた。ただ、傾眠を起こしやすい薬という印象は感じた。
 どの程度の傾眠で、患者さんがどのくらい不便を感じているのかなど、実際に患者さんに
 聞いてみる必要があると思った。