2006年07月20日
岡山市薬剤師会の勉強会がありました。
岡山市薬剤師会の定期研修会がありました。
岡大の泌尿器科のDrが講師で排尿障害全般についての話でした。
この領域はα1ブロッカー(ユリーフ)・抗コリン剤(デトルシトール、ベシケア)と新薬が出たばかりでホットな領域です。
排尿障害・蓄尿障害・TURーPの動画など興味深い話でした。

排尿障害 男性の場合主に前立腺肥大(BPH)が原因。
   薬物治療の中心はα1ブロッカー(ユリーフ、ハルナール等)  α1受容体サブタイプへ   の選択性の違いは以前のユリーフ勉強会で紹介。
   手術としてはTURーPが一般的。
   術者の技術にもよるが非常に効果的。ミカンの内側をくり抜くようにと指導されるとの   こと。動画による手術を初めて見た。肥大部分をペロリとはぎ取る様子に感動。
   経尿道的前立腺高温度治療は効果が出るのに約3ヶ月かかり効果もTUR−P程で
   はないので最近は少ないとのこと。

OAB(過活動膀胱)
   OABの定義  症状症候群であって切迫性尿失禁は必須ではない。
   OABの実数・原因のあと代表的な治療法・薬物療法
   デトルシトール・ベシケアとも膀胱に多いムスカリン受容体サブタイプのM3に高い
   選択性を持つ。

OABに対する末梢神経を刺激する療法として
   低周波療法
   磁気刺激療法
   ボツリヌス毒素注入療法などがある。ボツリヌス毒素注入療法の特徴としては
   1週間以内に症状が改善したが効果持続期間は3〜10ヶ月。

BPH患者に対するα1ブロッカーと抗コリン剤との併用はあり得る。BPH患者の40〜60%に不安定膀胱が合併し、α1ブロッカーにより閉塞を解除しても尿意切迫感・切迫性尿失禁などの不安定膀胱による症状の30%は残る。
抗コリン剤の併用により症状が改善。

興味深い資料としては、フィナステリド(5αリダクターゼ阻害剤)とα1ブロッカーの併用により前立腺肥大を有意に予防できるという資料があった事で,なぜα1ブロッカーを併用すれば肥大が予防出来るのかは分からないが、とても興味深く文献等を調べてみようと思います。                      石川
   
   


 
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