2008年10月04日
況薪尿病の講演会にいってきました。
II型糖尿病の講演会にいってきました。
BOT療法という新しい治療法を知りました。

                          HO@東畦店

                               200810.1


(お断り:下記の図は鮮明では有りません。
 図をWクリックして頂くと鮮明になります。)

況薪尿病の定義

糖尿病→インスリンの作用不足による慢性高血糖を主徴とし、
さまざまな代謝異常を伴う疾患

治療の目的

 慢性的高血糖下で起こる細小血管合併症(神経障害・網膜症・腎症)および大血管合併症(虚血性心疾患・脳血管障害・閉塞性動脈硬化症など)の発症予防及び伸展の阻止

→非糖尿病患者と同等のQOLと健康寿命の確保

 

糖尿病治療薬

 

a.経口血糖降下薬(OHAoral hypoglycemic agent

現在一番使用されているのはSU薬(福岡において糖尿病患者の約半数)

次いでBG系、α‐GI、 チアゾリジン誘導体、フェニルアラニン誘導体

日本人は米国白人に比べてインスリン分泌量が低く、インスリン抵抗性も低いためSU薬の適応となる症例が多い。

  
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SU
薬の問題点

・膵β細胞の疲弊、2次無効

 β細胞に対する分泌ストレス(インスリン抵抗性、高血糖、SU薬)により疲弊、もしくはアポトーシスが起こる

他に酸化ストレス、小胞体ストレスなど

 

<酸化ストレス>

細胞内や細胞間の情報伝達機能にかかわるPKCが血管壁細胞では高血糖によって活性化され、さらに血管壁のNDA(P)Hオキシダーゼを活性し酸化ストレスを増長させる。酸化ストレスは血管合併症を進展させるだけでなく、インスリンが作られる膵β細胞にも障害を与えている。よって血糖が高いままSU薬を使用しているとβ細胞の酸化ストレスが増大し、さらにその状態が続けばアポトーシスも増大する。β細胞保護のためには無駄なインスリン分泌刺激を避ける。 


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また、グリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール)などの第2世代SU薬に比べ、第3世代のグリメピリド(アマリール)はインスリン分泌量は少ないが、累積生存率が長く、抗動脈硬化作用が強いというデータが得られている。新世代SU薬がインスリン抵抗性改善作用を併せ持つという特徴があり、インスリン分泌の節約(=β細胞の保護作用)ができる。

         

b.インスリン製剤

 血糖コントロール不良の患者に対して用いる→いきなり1日3回インスリン製剤を使用することはなかなか受け入れがたい

           ↓      

 BOT Basal supported Oral Therapy経口血糖降下薬と持効型インスリン注射の併用。 持効型インスリンは、患者のライフスタイルに合わせて朝、または眠前など11回打ってもらえばよい→抵抗感の軽減

SU薬の増量より血糖値のコントロールがよいとのデータあり。

→早めのBOTの導入が必要。

少量の持効型インスリンから開始すれば低血糖のSEが少なく、また1度注射に慣れてしまえば増量の際も抵抗感が軽度である。さらに糖毒性を改善する事によりβ細胞の疲弊を改善し、インスリンからの離脱が可能なケースもあるといったメリットもある。


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持効型インスリンの初期用量は4単位
/日〜6単位/

急激な増量は低血糖を引き起こすため少しずつ増量する。通常BOTの1ヶ月の増量は2単位、低血糖の心配が無ければ4単位/日が望ましいとされる。

また、BOT導入時期についてHA1c=7.7%からはじめるのが理想であるが、89%くらいから始めているのが実情とのこと。

感想

今までは経口剤の無効がハッキリしてインスリン療法に切り替えるのが通常と考えていましたが、今回のBOT療法は内服剤と併用して持効型インスリンを使用するという新しい考え方でした。

今後このような治療法が一般的になりDM治療が更に進んで欲しいし、自分自身も薬剤師としてもコンプライアンス向上やインスリン導入など服薬指導を通じて、積極的に合併症予防に関わっていきたいと思います。



 
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