2014年02月06日
「岡山市薬剤師会勉強会 吸入療法の基礎知識」の研修会に参加しました。
 
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

岡山市薬剤師会勉強会 吸入療法の基礎知識                        
2014年2月6日
ByYN@妹尾店
喘息・COPD治療にはアドヒアランスが重要
→患者さん自身が疾患・薬について理解できるように
→薬局での服薬・吸入指導も大切!

【喘息】
●病態

・気道の慢性炎症
・可逆性の気管支狭窄
喘息コントロールがうまくいけば、炎症細胞の浸潤はかなり抑えられる。
コントロール不良の場合は気道炎症が持続し、気道を傷つけリモデリングを起こし、非可逆性の気流制限をもたらす。
喘息死は年々減っている(約2000人/2012年)が、90%を高齢者が占めている。
●目標
・健常人と変わらない日常生活
・発作が起こらない
・喘息死の回避
・非可逆性の気道リモデリング防止

COPD
●病態
・主に長期のタバコが原因
・進行性の肺や気管支の慢性炎症→肺胞が壊れていく
●目標
QOL改善
・進行抑制

気管支喘息とCOPDの比較
 気管支喘息COPD
問診・病歴アトピー素因・家族歴・アレルゲン喫煙
症状発作性労作性の息切れ
1秒率の可逆性良好不良
気流制限可逆的完全には可逆的でない
気道過敏性高度亢進少し亢進
胸部CT所見異常なし低吸収域
喀痰中細胞好酸球↑好中球↑
呼気中NO増加正常
経口ステロイドへの反応良好不良
両者を合併している場合も少なくない(30%前後)。

【吸入治療】
喘息の場合、まずは吸入ステロイド。
吸入ステロイドが普及するにつれて喘息死は少なくなっている。

●吸入の問題点
\気靴使えているか
・使い方が難しい

・デバイスが多く混乱しやすい
⊆己判断による中断
・慢性疾患という自覚がなく、症状がないと止めてしまう

 
●吸入の種類
.┘▲勝璽觴亜MDImetered dose inhaler

・吸入薬の容器をよく振る→十分に息を吐き出し、次に息を吸うタイミングに合わせて、
 
吸入薬を押す(これが難しい) →奥までゆっくりと吸い込んで、数秒間息を止める
 
→ゆっくり息を吐き出す→うがい
・吸気流速低下時でも吸入しやすい
・粒子が小さく、末梢気道まで届きやすい
・ボンベを押す力が必要
・上記のような同調が難しい
▲疋薀ぅ僖ダー式(DPIdry powder inhaler

・粉薬をセット→ゆっくり息を吐いた後、吸入器をくわえ早く深く息を吸い込み、
 
数秒間息を止める→ゆっくり息を吐き出す→うがい
・自分のタイミングで吸入できる
・粒子形がやや大きく、ある程度の吸気流速が必要

 
エアゾールは同調して3秒ゆっくり深く!
ドライパウダーは1秒以上かけて速く深く!


息止めは無理のない程度に、できれば5秒間。

うがいは吸入ステロイドでは必須だが、患者さんが混乱しないように、
全ての吸入においてうがいをするよう指導してもOK
食事前やハミガキ前に吸入することで口腔に残さないようにできる。
 

【各製品の特徴】
〉誕吸入薬
●エアゾール式吸入ステロイド
・キュバール:小児にも適応あり。
・オルベスコ:プロドラッグなので口腔カンジダのリスクが低い。
・フルティフォーム:β刺激との配合剤。押す力が必要なので補助具の活用を。
●ドライパウダー式吸入ステロイド
ディスカスは粉っぽい感じがある。水平を保つように。
・レルベア:β刺激との配合剤。操作が簡単。1日1吸入でOK

 アドエアに代わるかもといわれるが、小児への適応はない。
 一部アドエアにある
COPD
への適応もレルベアにはない。新薬縛りあり。
・パルミコート:比較的安全性が高く、安価。
・シムビコート:β刺激との配合剤。発作時に使うこともできる。
・アズマネックス:キャップを外すだけなので操作が簡単。
 カウンターがなくなるとキャップが取れなくなる。
COPD
吸入薬
・スピリーバ:抗コリン剤。レスピマットは初回操作が煩雑。薬局でして渡す方がよいだろう。
ブリーズヘラーはやや煩雑だが、吸入時にカプセルの回る音が聞こえ、カプセル内に薬が残っていないか
目で確認できるため、吸っている実感をもちやすい。
 

【喘息をもつ妊婦さんへ】
喘息患者さんでは早産・低体重児出産などの頻度が正常妊婦に比べて高いため、薬による喘息コントロールが大切!
ステロイドはデータの多いブテゾニド(パルミコート)が望ましいが、コントロールできていれば無理に変更しなくてもよい。
β刺激剤は吸入・経口ともに明らかな催奇形性の報告はない。
LTRブロッカーはヒトでのエビデンスが不明瞭なため、有益性がある場合に使用。
 

【発作への対応】
発作が軽いうちに使用して、効果が見られなくなるようなら受診する。
SABA1
回量使用
不十分であれば1時間まで20分おきに吸入を繰り返し、以後は1時間に1
回を目安に吸入
ピークフローが80%以上あり、薬効が34
時間継続すれば問題ない
 
SABA12時間おきに必要とする場合、3
時間以内に改善しない場合、
 
症状が悪化する場合、中等度以上の発作の場合→受診やTELDr
に相談する。
 
受診後はステロイドの点滴などが行われる。
 

【感想】
吸入のデバイスが改めて多様で煩雑だと感じました。患者さんにとって少しでも分かりやすいように、また混乱しないように、画一的にできる部分はできるだけして説明できたらと思います。

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