2016年11月29日
尋常性ざ瘡治療剤「エピデュオゲル」の勉強会をしました。

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    尋常性ざ瘡治療剤「エピデュオゲル」の勉強会をしました。

                            平成28年11月17日17                                                    By MI@妹尾店

<ニキビの主な原因>

  1.男性ホルモンなどの影響により皮脂分泌が活発になること

  2.古い角質がつまるなどして毛穴がふさがること.

  3.毛穴の中でニキビの原因菌(アクネ菌など)が増殖すること


<ニキビの症状>                 

   正常な肌・・・皮脂は毛穴を通って分泌され、肌の表面をおおい、肌を健康な状態に

          保ちます。アクネ菌も常在菌として存在します。

   炎症のないニキビ(面ぽう)・・・毛穴がつまり、皮脂が排出されていない状態。

       ニキビの原因となるアクネ菌が増えるのに好都合な環境となります。

   炎症を生じたニキビ(赤いニキビ)・・・毛穴で増えたアクネ菌が炎症を起こす

       物質をよびよせ、炎症がおこる。

   膿をもった黄色いニキビ・・・ニキビの内容物が周囲に広がり、悪化。


 <成分>

 アダパレン(ディフェリン)+過酸化ベンゾイル(ベピオ)の合剤

    アダパレン・・・ニキビの原因となる毛穴がつまるのを防ぎ、面ぽうができる

            のを抑制する。

    過酸化ベンゾイル・・・毛穴のつまりを改善し、またニキビの原因菌である

            アクネ菌などの増殖を抑える。


<効能・効果>

 尋常性ざ瘡

    本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること。顔面以外の部位における有効性・安全性は

    確立していない。


<用法・用量>

 11回、洗顔後、患部に適量を塗布する。

     夕方から就寝前に使用すること。過酸化ベンゾイルが入っているため、

     角層を薄くするので日光による影響で皮膚刺激感強まる可能性があるため注意。


<副作用>

 臨床試験648例中70例(10.8%)に副作用が認められた。主な副作用は皮膚刺激52

 (8.0%)、皮膚疼痛6例(0.9%)、アレルギー性皮膚炎4例(0.6%)

    これらの皮膚症状は使い始めてから2週間以内にあらわれることが多く、通常、

    症状は軽く、一過性であることが多い。


  副作用である皮膚刺激感を減らすために

     塗布前にノンコメドジェニック(ニキビができにくいことを確認している化粧品等)

     の保湿剤をつけるとよい。


    塗る量について

       本剤を少量、チューブから指先にとり、他の指を使って、こすらずに

       薄く塗り拡げます。眼、口唇、小鼻、粘膜、傷口、湿疹を避けて塗布します。

    塗る面積について

       塗る面積は徐々に拡げていきます。初日はニキビを中心に直径2cm以下の

       面積にとどめ、1日ごとに直径1cmごとに面積を拡げていきます。

       にきびが顔全体にある場合は、数日かけて顔全体に拡げていきます。

       顔全体に塗る場合の量の目安は、人差し指の先から第一関節までの

       長さ(約0.5g)です。


<妊婦、産婦、授乳婦などへの投与>

  1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないこと。

    妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。

    (アダパレンをラット、ウサギに経口投与することで、催奇形作用が報告されている。)

  2.授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には

    授乳を避けさせること。(皮膚外用に用いた時のヒト母乳中への移行は不明であるが、

    動物実験において、アダパレンの経口または静脈内投与で乳汁中へ移行することが

    報告されている。)


<小児等への投与>

  低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児に対する安全性は確立

  されていない(使用経験がない)。


<使用上の注意>

    1.他の刺激性のある外用剤との併用の際には、皮膚刺激感が増す恐れが

      あるため注意すること。

    2.本剤は、毛髪や着色・染色された布織物を漂白、退色させるおそれがあるため、

      毛髪や衣服等に付着しないように注意すること。


<臨床成績>

  尋常性ざ瘡患者に対するエピデュオゲルの有効性、安全性についてアダパレン0.1%ゲル、

   BPO2.5%ゲルを対象として比較検討

    ■奏効率

      12週目の奏効率はエピデュオゲル群が33.1%、アダパレン0.1%ゲル群が20.0%、

        BPO2.5%ゲル群が23.1%。エピデュオゲル群は8週目および12週目に各単剤群に

     対して有意な差が認められた。

    ■皮疹数の変化率

      総皮疹数、炎症性皮疹数(赤ニキビ)、非炎症性皮疹数(面ぽう)すべてにおいて、

     エピデュオゲル群は1週目以降すべての評価時点で各単剤群と比較して有意な差が

     認められた。

    ■副作用

      エピデュオゲル群では983例中212例(21.6%)

      アダパレン0.1%ゲル群では986例中151例(15.3%)

      BPO2.5%ゲル群では979例中83例(8.5%)

         エピデュオゲルはアダパレンとBPOの合剤であるため、皮膚刺激感など

         の副作用は少し増えるが、軽度なものが多く通常は使い続けるうち

         症状は改善していくことが多い。刺激対策をすることで使いやすくなる。


<まとめ>

 アダパレン、過酸化ベンゾイルともに現在耐性菌の報告のないにきび治療薬である。

 その両方の作用を併せ持ち、さらに相乗効果の見られるエピデュオゲルは、今までにき

 びで悩んできた患者さんたちにとってとても期待できる薬になるのではないかと思う。

 副作用である刺激感を少しでもなくし、治療をすすめていけるよう刺激対策についても

 投薬時に声掛けができたら良いのではないかと思いました。

 


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