2008年05月07日
抗血小板剤プラビックスの勉強会をしました。
抗血小板剤プラビックスの勉強会をしました                   
K O内尾店

今回は1、DI情報
   2、アテローム血栓症について
   3、大規模臨床試験について説明いただきました。

1、
         
DI情報
虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制の適応に加え経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞)も適応追加
  →適応により用法、用量及び使用上の注意が異なるので注意!
   (添付文書参照)

 
2、          アテローム血栓症について
  アテローム血栓症は動脈硬化が原因でおこり、全身の血管で発症する。
  主な臨床症状
   ・     脳梗塞
   ・     一過性脳虚血発作
   ・     心筋梗塞     狭心症(安定狭心症、不安定狭心症)
   ・     末梢動脈疾患
   イベントリスク増大率
    <虚血性脳血管障害の既往のある患者>
    脳血管障害・・・9
    心筋梗塞・・・・2〜3倍
    <心筋梗塞の既往のある患者>
    脳血管障害・・・3〜4倍
    心筋梗塞・・・・7倍 

3、          大規模臨床試験について
   ・プラビックスの血管性イベント発現率(=効果)は
    塩酸チクロピジンと同等
   ・では安全性は??
   A、この薬の安全性の主要評価項目である血液障害
     肝機能障害はいずれ
もプラビックスが
     塩酸チクロピジンの半分以下!!

     
・共通のチエノピジン骨格を有するのになぜか??
     A、プラビックスはチクロピジンにカルボキシル基を
     結合させることにより、代謝酵素、代謝様式の
     パターンをかえることができたため
     (プラビックスは主にCYPA4により活性代謝物
     に変換されるが、チクロピジンは日本人の5人に
     1人が欠落しているといわれる
CYPC19により
     活性代謝物に変換されるため)

 
   その他、、、プラビックスは血管性イベントの発症をアスピリン
     より有意に抑制
プラビックスは糖尿病患者様、高脂血症薬服用
     患者様など様々な患者様において血管性イベントの発症を抑制
     することなどを教えていただきました。

            
     感想☆
     プラビックスとパナルジンがほぼ同じ骨格をしているのに
     副作用の発現頻度が異なることに疑問を感じていたので、
     今回の勉強会を聞いてすっきりしました。海外ではチクロピジン
     はほんのわずかでクロピドグレルが主流と聞き日本でもこの
     流れになるのではと予感しています。