2009年03月11日
「尖圭コンジローマ治療薬ベセルナクリーム」の勉強会

尖圭コンジローマ治療薬ベセルナクリームの勉強会をしました。

 

By AN 12/9

 

◎尖圭コンジローマについて

 

  性器へヒトパピローマウイルス6型もしくは11型の感染により起こる性感染症。

  平均2.8ヶ月の潜伏期を経て外性器や肛門周囲にイボが多発する疾患。

  イボは乳頭状もしくはカリフラワー状。

  痛みはほとんどないが、部位や大きさにより疼痛や痒みがみられることがある。

  自然治癒率2030%だが、3ヶ月での再発率25%。

  

◎尖圭コンジローマの治療法

 

  凍結療法 … 綿棒にしみこませた液体窒素で病変部を凍らせてイボを取り除く

  レーザー療法 … 炭酸ガスレーザー等の熱でイボを取り除く

  電気焼灼 … 電気メスでイボに電気を放電させてイボを焼き、除去する

  外科的切除 … メスでイボを取る

  外用剤治療

  

◎ベセルナクリームについて

 

  IFN-αの産生促進を介したウイルス増殖の抑制及び細胞性免疫応答の賦活化によるウイルス感染細胞の障害により、効果を発揮と考えられている。

  O/W型製剤。

  凍結を避け、25度以下で保存。

  疣贅以外の膣内・肛門等に塗布した場合、海外の事例において重篤な皮膚障害の報告あり。

  使用期間は最大16週。

 

  疣贅消失率は63.6%、基材群34.0%(自然治癒率と同等)。

  面積は約4週で80%減少。

  副作用は紅斑・びらん・表皮剥離・疼痛・鼻咽頭炎など。

  

◎ベセルナクリームの使い方

 

11回、週3回(月水金もしくは火木土など)就寝前塗布。

起床後(610時間を目安)石けんで洗い流す。

 

  薄く塗布し、患部を絆創膏などで覆わない。

  使用後は石けんで手洗いを。

  残った薬剤を再使用しない。

  塗布時間が長くなると副作用発現頻度は上がるが、効果に差はない。

  連日塗布をしても副作用発現頻度は上がるが、効果に差はない。

  

::感想

非常に使い方の難しい薬剤ではあるが、正しく使うことにより外科的処置以外の治療が可能になってよかったと思う。デリケートな疾患なので難しい面もあるが、正しく使用してもらえるよう工夫した投薬が必要であると思う。