2007年10月29日
CKD(慢性腎臓病)の勉強会をしました。

平成19年10月25日 CKD(慢性腎臓病)の勉強会をしました                         
By AM@妹尾店

  
CKD(Chronic Kidney Disease)慢性腎臓病とは?
 《定義》1.各種検査により腎障害の存在が明らか(特に、蛋白尿の存在が重要)
     2.GFR<60ml/min/1.73  
  1・2のいずれか、または両方が
3ヶ月以上持続する  
   GFRの計算式は難しいので血清クレアチニン値を参考にすることもできる。
 成人の19%がCKD 

    
心血管病の新たな危険因子
  血清クレアチニン値 1.3/dlを示すような軽度の腎障害患者でも
  心血管障害のリスクが上昇する
   CKDの患者の治療目的 
     
心血管疾患の合併予防 
     
末期腎不全への進行予防

 
     CKD患者に求められる降圧療法
   腎機能障害の原因は糸球体内圧の上昇(糸球体高血圧)である。
   
糸球体高血圧は微量アルブミン尿で判定できる。
   
腎障害の進展阻止のために、糸球体高血圧(蛋白尿)を下げる降圧療法が
   求められる。

   
 CKD合併高血圧の薬物療法
     CCB(カルシウムチャネルブロッカー)
       心血管事故の阻止:確実・安全な降圧必要
       確実な血圧↓ 糸球体血圧↓ 酸化ストレス↓ ROS/NO不均衡改善 
 
      RAS阻害薬
       腎障害の進展阻止:腎保護 

     CKD
患者は厳格な降圧が必要
      糖尿病患者・腎障害患者の降圧目標:130/80Hg未満(JSH2004
      尿アルブミン:30/g未満
      尿タンパク:200/g未満 

    輸入細動脈拡張
輸出細動脈拡張 → 糸球体内圧↓ 

       L
CCB 輸入細動脈のみ拡張    TCCB 輸入・輸出細動脈
    とも拡張
 

    ベニジピン(コニール) 
T L型 抑制
    輸入細動脈・輸出細動脈をバランスよく拡張させ、糸球体内圧を
    上昇させない。

    
 10Hgの降圧により、4.5年透析導入を延長できる 。

   
【参考】
   メタボリックシンドロームを合併した高血圧患者は食塩感受性が高い。
   
Na排泄が必要 

    ベニジピン(コニール):
Na2g/日排泄 マイルドな利尿作用あり。
      腎臓間質でNO産生亢進→近位尿細管でNa再吸収阻害
      高血圧の患者:尿中Na排泄↑ 尿量↑
      ARBとも相性が良い 相乗効果あり

                          


 
2007年10月20日
アテレック錠(シルニジビン)の勉強会に出席しました。

アテレック錠(シルニジピン)の勉強会に出席しました。
                      By K@妹尾店
アテレック錠
<剤形>5mg・10mgのフィルムコート錠
<効能・効果>高血圧症
<用法・用量>通常成人には、1日1回5〜10mgを朝食後に経口投与
       効果不十分の場合には1日1回20mgまで増量できる
<特徴>
   従来のDHP(ジヒドロピリジン)系Ca拮抗剤と異なり、L型・N型の
   両チャネルともブロックする新しいタイプの持続性Ca拮抗降圧剤
                      ⇒第4世代に分類される 
  ・NCaチャネルからのCaの流入を抑制することによって、交感神経
    興奮が引き起こすノルアドレナリンの過剰放出を抑制 
    (心拍数の増加・ストレス性昇圧の抑制)
    ・     腎糸球体の輸入・輸出細動脈をバランスよく拡張
    (腎保護作用が高く、浮腫がでにくい) 
    腎機能低下が懸念される高齢、糖尿病、メタボリック症候群、
    肥満etcの患者への投与をお勧め。
    ARBACE阻害剤との併用でさらなる効果が期待できる。