2013年11月27日
肥満症治療薬「オブリーン錠」について勉強会をしました。
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

肥満症治療薬「オブリーン錠」について勉強会をしました。
H25.11.19
T.M.@東畦店
 ●肥満症の診断
肥満(BMI≧25)
 
 ↓
以下の健康障害を有する。
 
²  耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
²  脂質異常症²  高血圧²  高尿酸血症・通風
²  冠動脈疾患・心筋梗塞・狭心症
²  脳梗塞:脳血栓症・一過性虚血発作
²  脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患)
²  月経異常、妊娠合併症(妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、難産)
²  睡眠時無呼吸症候群、肥満低換気症候群
²  整形外科的疾患:変形性関節症(膝・股関節)・変形性脊椎症、腰痛症
²  肥満関連腎臓病
 ↓肥満症
 
(健康障害がなくても内臓脂肪面積≧100㎠の場合は肥満症と診断される)

 現代の日本人は食の欧米化に伴い脂質摂取量が右肩上がりに増えてきている。BMI,内臓脂肪面積が増加するほど、合併症が増えることが示されており、内臓脂肪面積を減らすことが肥満症に伴う健康障害を減らすことができるのではないかと考えられる。

 ●オブリーン(一般名:セチリスタット)の特性
1.脂質吸収を抑制する日本初の肥満症治療剤。
日本で使える既存の肥満症治療薬はマジンドールのみである。マジンドールは中枢に作用し食欲を抑える薬剤で、対象者はBMI35の高度肥満者であり、継続期間は3か月以内という制限がある。
2.リパーゼを阻害し、腸管からの脂質吸収を抑制し、体重を減少させた。
食事から摂取された脂質は、膵臓から分泌されるリパーゼによって脂肪酸とグリセロールに加水分解され、生じた脂肪酸が胆汁酸などとミセル化して腸管から吸収される。オブリーンはこのリパーゼを阻害(約3割)することで脂質の分解を阻害し、腸管からの脂質の吸収を抑制する。
また第形蠧鷭徒娶“羈啝邯海砲いては52週投与後の体重変化率は−2.78%、体重変化量は−2.31圓世辰拭(マジンドールは−4.2kg減なので、マジンドールに比べると体重は減らない)
3.長期にわたって内臓脂肪を減少させるとともに、HbA1cLDL-CTC、収縮期血圧を低下させた。
52週投与後の内臓脂肪面積変化量は−22.12㎠、HbA1cは−0.58%、LDL-Cは−6.51%TCは−6.99%、収縮期血圧は−3.7mmHgであった。
4.主な副作用は下痢、脂肪便だった。
食事からの脂質摂取量が多いと、下痢・脂肪便の発現頻度が高くなる。これは脂質の摂り過ぎであることの裏返しであるので、下痢・脂肪便が発現する場合は食生活の見直しが必要であるとも言える。  

●オブリーンのDI
<効能・効果>
肥満症(ただし、2型糖尿病及び脂質異常症を共に有し、食事療法・運動療法を行ってもBMI25/岼幣紊両豺腓妨造襦
→病名として肥満症・2型糖尿病・脂質異常症が必要である。 

<用法・用量>
1120(1錠)を1日3回毎食直後に経口投与する。
→食直後と食直前で効果を比較したところ食直後のほうがよかったので食直後となった。

 <その他>
一包化は可能  

●考察
発売前から「やせ薬がでるんでしょ?」と数名の患者様から質問を受けたことからも、多くの人に“やせ薬”と認識される可能性があるので投薬時に十分な説明が必要だと感じた。臨床試験のデータからも、体重が落ちる効果はそれほど大きいものではなく、体重よりもHbA1cLDLC、血圧などが改善することが重要である。薬を飲んでいるからたくさん食べてもいいと誤解を与えないよう、しっかり指導していく必要もあると考えられる。

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