2012年06月05日
制吐剤 イメンドカプセルの勉強をしました。
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)


〜イメンドについて勉強しました〜  
                 
 By  就実大学実習生  HW &  NY
〈抗がん剤による悪心・嘔吐の予防意義〉
抗がん剤の副作用の中で、患者さんにとって最もつらい症状の一つが悪心・嘔吐である。持続すると脱水、電解質異常や低栄養を引き起こす。そのため、患者さんのQOLおよび全身状態を維持し治療を継続するためには悪心・嘔吐のコントロールが必須である。 

〈抗がん剤による悪心・嘔吐の種類〉
抗がん剤による悪心・嘔吐は、発現時期などによって以下の3種類に分類される。
      急性悪心・嘔吐
一般的に抗がん剤の投与12時間後から24時間以内にかけて発現する。主にセロトニンが関与している。
      遅発性悪心・嘔吐
抗がん剤の投与24時間後以降に発現し、数日間(25日間程度)持続する。主にサブスタンスPが関与している。イメンドは主にこの遅発性悪心・嘔吐を抑える。
      予測性悪心・嘔吐
精神的な要因によってもたらされる。 

〈イメンドについて〉
一般名:アプレピタント
効能効果:抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)(遅発期を含む)
用法用量:他の制吐剤との併用において、通常成人にはアプレピタントとして抗悪性腫瘍剤投与
     1日目は
125mg2日目以降は80mg11回、経口投与する。
使用上の注意
・慎重投与:イメンドは主に肝臓で代謝されるため重度の肝障害患者には慎重投与する。
・相互作用
 
併用禁忌:イメンドはCYP3A4の阻害作用があるので、ピモジドとの併用は禁忌である。
 
併用注意:イメンドはCYP3A4の阻害及び誘導、CYP2C9の阻害作用があるので以下の薬物との
      併用には注意が必要である。
     
CYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール、エリスロマイシン等)
     CYP3A4を誘導する薬剤(フェニトイン、リファンピシン等)
     CYP3A4で代謝される薬剤(デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン等)
     CYP2C9で代謝される薬剤(ワルファリン、フェニトイン等)
     ホルモン避妊法(エチニルエストラジオール等)
  
副作用:便秘、しゃっくり等
・薬価:80mg カプセル 3244.90
    125mg カプセル 4755.00
    イメンドカプセルセット 11244.80 

〈イメンドの特徴〉
・日本初のニューロキニン1(NK)受容体拮抗薬である。
・作用点としては嘔吐中枢及び化学受容器引金帯に存在するNK受容体にサブスタンスP
 結合するのを阻害することで遅発性の悪心・嘔吐に対して優れた制吐作用をもつ。
・使い方として1日目に(抗がん剤投与前1hr~1.5hr)にイメンド(125mg)と5-HT受容体拮抗薬
 及びステロイド(デキサメタゾン)を投与する。
2日目と3日目にはイメンド(80mg)と
 ステロイドを用いる。
・飲み忘れた場合、気づいた時点で服用する。その後は24hrあけて服用する。
・悪心・嘔吐が一旦出てしまってからでは、その後投与してもあまり効果がない。
・主にシスプラチンによる急性及び遅発性嘔吐反応を抑制する。 

〈感想〉
 
最近のがんの治療は抗がん剤による化学療法が重要視されています。確かに抗がん剤はがん治療で必要不可欠ですが、その反面、抗がん剤による吐き気などの副作用によっても患者さんは苦しんでいます。そのためイメンドのような、抗がん剤の副作用を劇的に抑えられるような薬が世に出てくるということは、患者さんにとっても我々のような医療従事者にとっても喜ばしいことだと思います。しかし、イメンドは悪心・嘔吐のような副作用が一旦出てしまってからでは、その後投与してもあまり効果がありません。そのため、我々薬剤師はそのようなイメンドの特性についてよく理解した上で、患者さんや他の医療スタッフに情報提供していくことが大事だと感じました。

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