2009年05月30日
『めまい』についての勉強会をしました。
『めまい』についての勉強会をしました。
By MI@内尾

●めまいの起こる仕組み
  からだのバランスは脳で耳、眼、筋肉などからの情報をまとめ、全身の筋肉に
    伝えることで  正常に保たれている。これらのどこかの異常により『めまい』
    が起こる。
 

●めまいの種類と疾患

   1)末梢性めまい・・・回転性、一過性、反復性の程度が激しいめまい。
    原因 耳の異常。
    症状 耳鳴、難聴、耳閉感。
    疾患 良性発作性頭位めまい症(BBPV)
              →耳石がはがれ、三半規管に入りこんでしまうことにより起こる。
       メニエール病 
       →内耳を満たす内リンパが増えすぎてしまうことにより起こる
                内リンパ腫。
 
       前庭神経炎
 
       →前庭神経の炎症。

   2)中枢性めまい・・・浮動性、長時間、持続性の程度が軽いめまい。
       原因 脳の異常。
       症状 激しい頭痛、言語障害、意識障害。
       疾患 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍。

   3)血圧変動によるめまい・・・立ちくらみを伴い、一過性の程度が
          軽いめまい。
      原因 血圧変動、ストレス。
      症状 顔面蒼白、動悸。
      疾患 起立性低血圧、高血圧、不整脈、低血糖、心因性。

 
●めまいの治療薬

     イソバイド (浸透圧利尿薬)
        効能・効果 メニエール病。
        薬理作用 血漿浸透圧を上昇させ、脳圧降下、眼圧降下、
                      内リンパ圧降下作用を示
す。
                      腎血流量の増大に伴う糸球体ろ過量の増大が利尿作用
                      を示す。
        特徴     薬の効きは良いが味に酸味と苦味があるので、
                      冷やした方が飲みやすい。ジ
ュースで2倍希釈しての
                      服用が勧められている。

     アデホスコーワ顆粒(ATP)
        効能・効果 メニエール病及び内耳障害に基づくめまい。
        薬理作用 ATPが吸収されるとGタンパク質を介してNOの産生が
                      促進され、血
管を弛緩する。
                      また、アデニル酸シクラーゼの活性化によっても
                      血管弛
緩作用を示す。
      特徴     禁忌、慎重投与がないため安全で使いやすい。


【感想】    一言に『めまい』と言っても原因は様々であることがわかった。
            原因が耳、脳、神経のどこに異常が起こった『めまい』であるかを
            特定することが治療の第一歩であると感じた。
        イソバイドを試飲したが、やはり癖のある味で飲みにくかった。
            この経験を通して、患者さんが辛い思いをしていることへの共感が
            できればいいと思う。また、この勉強会で学んだことを生かして
            コンプライアンスが少しでも良くなるような工夫をしていきたい。