2013年07月10日
過活動膀胱治療剤「ネオキシテープ」の勉強会をしました。

岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

過活動膀胱治療剤「ネオキシテープ」の勉強会をしました。

2013年05月23日

DT@妹尾店
(旭化成ファーマ)
組成: オキシブチニン塩酸塩
効能効果: 過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法      :  通常、成人に対し1日1回、1枚(オキシブチニン塩酸塩として73.5mg)を下腹部、腰部
        又は大腿部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。
 

<特徴>
Ÿ   作用機序。オキシブチニンはムスカリン(M)受容体拮抗薬であり、アセチルコリンがM受容体に
   結合するのを競合的に阻害することで、膀胱平滑筋(排尿筋)の不随意収縮を抑制する。
Ÿ   日本初の経皮吸収型過活動膀胱治療剤(ポラキスと同じ有効成分の貼付剤タイプだが、新薬扱い)
Ÿ   過活動膀胱の主症状(尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁)に対し改善効果を示す。
Ÿ   副作用の主なものは、適用部位皮膚炎545例(46.6%)、口内乾燥98例(8.4%)、
   適用部位紅斑53例(4.5%)、適用部位そう痒感29例(2.5%)、便秘25例(2.1%)と、
   多くは皮膚症状だが、抗コリンに特有の口渇、便秘がある。便秘に対し、口渇は比較的頻度が高い
Ÿ   テープ剤である理由
        
オキシブチニンは、速やかに消化管から吸収された後に、肝臓でN-デスエチル-オキシブチニン
        (DEO) に代謝され、DEOの血中濃度が一気に高まる。DEOはオキシブチニンと同様の薬理作用を
        示し、これが副作用に関係していると言われている。貼付剤は、皮膚から直接吸収されて血中に
       移行して肝臓での代謝を回避でき、ゆっくりと長時間にわたって吸収されるので、
       副作用を抑えることができる
久光製薬のTDDS(経皮薬物送達システム)技術を使用。
Ÿ   ポラキスとの直接比較試験はないが、ネオキシテープ1枚(73.5mg)を貼付して皮膚から8-13
  吸収されるので、計算上はポラキス(オキシブチニン塩酸塩)が6mg強入っていることになる。
  (ちなみにバップフォーとの比較試験はしているが、劣性ではなかったという結果だった。)
 

<貼付について>
Ÿ   剥がしにくい時は微温湯や水を使えばよいが、入浴時は剥がしておく。(入浴前に剥がして、
  出て乾かしてから貼る。温度上昇で、吸収、Cmaxも上昇。)
Ÿ   貼付場所は下腹部、腰部、大腿部だが、大腿部は1周どの場所でも効果は同じというデータがある。
Ÿ   メーカーの推奨は、例えば下腹部→腰部→大腿部と部位をローテーションしていくことだが、
  同じ部位で貼り替える場合は、その中でも場所を離して貼るのがよい。
  (経皮刺激、皮膚の角質層剥離等による血中濃度の上昇を避けるため。)
Ÿ   部位による吸収比率は、下腹部:腰部:大腿部=1:1.381.28 (指示外の腕だと約2倍になる)
Ÿ   ベルトラインは剥がれやすいので避ける。
Ÿ   モーラステープと同じ基材で簡単には剥がれないが、もし剥がれて新しく貼り直しした場合
  場所を変えてよい。なお、それを次に剥がすのは、貼り直す前に貼っていたテープ貼付時
  からの24時間後

Ÿ   使用後の廃棄は、貼付面にまだ成分が残っているので、2つ折りで貼付面を隠してから。 

<考察>
内服ではなく貼付剤ということで、肝臓での代謝を受けにくく抗コリンとしての副作用が軽微で済む
というメリットがある。
反面、貼付により逆に皮膚炎等の使用部位での副作用のことを考えたり、安定した吸収のために推奨されるローテーションや、貼り直し時の次の貼り替え時間が初回貼付からの24時間後とかえって分かりづらかったり、高齢者への使用の場合等、患者の理解を確認しながら内服(ポラキス)との比較検討は必要と思われる。また、薬剤型の選択肢が増えたことは患者の利便性に繋がってよいが、近年では貼付剤の種類も増えてきているので、どの薬を貼付で優先に使用するかという考慮が必要になってきたと感じた。
以上
 
ご就職や転職をご検討の薬学生や薬剤師の皆さま

現在、若干名の正社員、パート社員を募集しています。
    
是非一度ご見学をお待ちしています!

各雇用形態でやる気のある薬剤師を募集します。
ご応募のご連絡をお待ちしています。

  ご連絡は電話0862829401石川まで )又は lメールl でお願いします。