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岡山の街の健康応援団!! & 岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)
初の光学異性体のPPI「ネキシウム」の勉強会をしました。
2011年9月15日 DT@妹尾店
2011年発売(第一三共) 錠剤: 2規格(10mg、20mg) 組成: エソメプラゾールマグネシウム水和物
<特徴> Ÿ オメプラゾールの光学異性体のS体(Rにも少し効果あるので、効果が倍になったわけではない) Ÿ ラセミ体に比べてCYP2C19の影響を受けにくく(R体の約1/3)、血中への未変化体の移行良い。 また、全体として肝代謝酵素のクリアランスが小さい。結果、AUC良い。 Ÿ 基本的にはオメプラゾールの効能効果、用法用量を継承する形で開発された。 Ÿ NSAIDs潰瘍に対する効果を新規で取得した。(通常1日1回20mgで、使用制限なし) Ÿ 副作用について 重大な副作用は当然あるが、主なものは下痢(0.93%)、CK(CPK)上昇(0.93%)、 肝機能異常(0.66%)、ALT上昇(0.53%)等。Totalでも、発現率は オメプラール20mg8.4%に対してもネキシウム20mg7.9%と安全性の高い薬といえる。
<その他> Ÿ 逆流性食道炎患者で、胸焼けの消失までにネキシウム20mg/日で1.5日というデータがある。 オメプラゾール20mg/日での2.0日に対して早い。(重症の場合はよりかかる場合も) Ÿ pH>4の維持時間は、パリエット10mg/日(12.4h)に対しネキシウム20mg/日(14.4h) Ÿ ピロリ除菌の適応はすでにとっている。Ÿ 常用量(20mg)では、オメプラゾール(20mg)、 タケプロン(30mg)より安く、パリエット(10mg)と同等の薬価。 Ÿ カプセルであるが5号と小さいので、服用しやすい。 Ÿ 海外ではカプセルということもあり、カプセルで開発された。 Ÿ 一包化OKŸ カプセル中身は腸溶性コーティング粒→脱カプセルOK。湿気に対してもOK(2ヶ月) 。 噛まない。
<考察> ラセミ体よりも効果、安全性が高く、高くないということであれば、 いずれPPIとして移行してくると思われるが、実際として発売に至るまでの臨床の数字のみで 収まらないこともある。普段からのモニタリングは当然必要。長期投与可になってラセミ体からの 移行の程度に注目したい。 以上
| by gogohanayaku3
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