2015年06月02日
国産唯一のNOAC「リクシアナ錠」の勉強会をしました。
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)
 
                       

国産唯一のNOAC「リクシアナ錠」の勉強会をしました。

                         2015年6月2日
                              By 薬学実習生YY@東畦店        
 リクシアナ錠(15mg30mg60mg
一般名:エドキサバントシル酸塩水和物 

【特徴】
11回の投与
・有効性、安全性(出血の発現率の低さ)が高い
・唯一国産のNOAC 

NOACとは…
従来の抗凝固薬であるワーファリンの、効果の発現が遅い、有効性・安全性のバランスが難しいなどの面を改善して作られた経口抗凝固薬のこと
プラザキサ、リクシアナ、イグザレリト、エリキュースの4種類がある 

NOAC.jpg

   参考文献:http://blog.goo.ne.jp/stroke_buster/e/c8e465285defb37e198c53f0b69894e7 

【効能・効果】
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制
・静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制
・下肢整形外科手術施行患者(膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術)
 における静脈血栓症の発症抑制
 

【用法・用量】
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制
・静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制
 通常、成人にはエドキサバンとして以下の用量を11回経口投与する
 体重60kg以下:30mg
 
体重60kg超過:60mgなお、腎機能、併用薬に応じて1130mgに減量する

 ・下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓症の発症抑制
 通常、成人にはエドキサバンとして30mg11回経口投与する

【相互作用】
・抗凝固剤
・血小板凝集抑制作用を有する薬剤
・血栓溶解剤
 →これらの薬剤との併用により、出血の危険性を増大させるおそれがある。
  併用する場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること

P糖蛋白阻害作用を有する薬剤
①キニジン硫酸塩水和物、ベラパミル塩酸物、エリスロマイシン、シクロスポリン
 →非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制・静脈血栓塞栓症
  の治療及び再発抑制に対しては、本剤の血中濃度を上昇させるとの報告があり、出血の
  危険性を増大させるおそれがある。併用する場合には、本剤
30mg 11回経口投与すること
 →下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓症の発症抑制に対しては、本剤の血中濃度を
  上昇させ、出血の危険性を増大させるおそれがある。
  併用する場合には、本剤
15mg 11回に減量することを考慮すること 

②アジスロマイシン、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ジルチアゼム、アミオダロン
 塩酸塩、
HIVプロテアーゼ阻害薬
 →非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制・静脈血栓塞栓症
  の治療及び再発抑制に対しては、本剤の血中濃度を上昇させ、出血の危険性を増大させる
  おそれがあるため、治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤との併用が適切と判断される
  患者にのみ併用すること。
  併用する場合には、本剤
30mg 11回経口投与することを考慮すること

  →下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓症の発症抑制に対しては、本剤の血中濃度を
  上昇させ、出血の危険性を増大させるおそれがある。
  併用する場合には、本剤
15mg 11回に減量することを考慮すること

【副作用】
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制
 鼻出血(6.2%) 血尿(3.5%) 挫傷(2.1%)
・静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制 
 
鼻出血(3.3%) 月経過多(2.1%) 肝酵素上昇(2.0%)
・下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓症の発症抑制
 
出血(16.8%) γ-GTP上昇(9.9%) ALT上昇(6.4%) 

【使用上の注意】
CLCR15mL/min以上30mL/min未満の患者では、本剤投与の適否を慎重に判断すること。
 投与する場合は、
30g11回経口投与すること
・プロトロンビン時間-国際標準比(PT-INR)や活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT
 等の通常の凝固能検査は、本剤の薬効をモニタリングする指標とはならないので、臨床症状を
 十分観察すること(現時点で、本剤の安全性に対する適切な指標が確率されていないため)
・体重40kg未満の患者では慎重投与(使用経験が少ない。低体重の患者では出血の危険性が増大
 するおそれがある)
・患者の判断で本剤の服用を中止することのないよう十分な服薬指導をすること。
 服用を忘れた場合は、一度に
2回分を服用せず、直ちに本剤を1回分服用し、次の服用まで
 
12時間以上空けるよう、患者に指導すること
・本剤の投与中に手術や侵襲的処置を行う場合、本剤の投与後24時間以上経過した後に行うのが
 望ましい。手術や侵襲的処置の開始を遅らせることができない場合は、緊急性と出血リスクを
 評価すること。本剤の投与再開は、手術や侵襲的処置後、患者の臨床状態に問題がなく出血が
 ないことを確認してから、可及的速やかに行うこと。なお、必要に応じて代替療法(ヘパリン等)
 の使用を考慮すること
  

【禁忌】
〈全効能共通〉
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・出血している患者(頭蓋内出血、後腹膜出血又は他の重要器官における出血等)
・急性細菌性心内膜炎の患者(血栓剥離に伴う血栓塞栓様症状を呈するおそれがある)

 〈非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発生抑制・静脈血栓塞栓症
 の治療及び再発抑制〉
・腎不全(クレアチニンクリアランス15mL/min未満)のある患者
・凝血異常を伴う肝疾患の患者(出血の危険性が増大するおそれがある)

〈下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓症の発症抑制〉
 
高度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者 

【まとめ】
リクシアナはNOACの中でも特に有効性・安全性の高い経口抗凝固薬であり、11回の投与で良いことから、ワーファリンと同等の治療効果があり、また、コンプライアンスの高い薬である。ただし、用法・用量に関して、患者さんの体重や腎機能、また、飲み合わせには特に注意して処方することが重要である。 

【感想】
抗凝固薬は、一歩間違えれば大出血を引き起こす危険性を伴っているのだと改めて理解した。そのため、用法・用量には十分な注意が必要であり、薬剤師は患者さん一人一人の状態を必ず確認し、本当にその患者さんに適した処方がされているのかをよく考えることが必要なのだと分かった。


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