2007年03月07日
ネリゾナ・ステロイド全般について勉強会をしました。
平成19年1月26日ネリゾナ・ステロイド全般について勉強会をしていただきました 
出席者9名(うち、内尾から1名・東畦から1名)・HP合同
報告が遅くなり申し訳ありません・・・遅ればせながら、内容は以下のとおりです。
 【ステロイド全般について】
     基剤からみた配合の可否について
     誤解を招きやすい商品名と基剤について。
  例).「○○軟膏」でも油脂性基剤
  とは限らないetc.
     液滴分散型について
  多剤と混合すると混和の際に液滴が破壊され含量低下・混合には不向き
     混合による、ステロイド透過性の変化・含量の変化・分離の報告について
     ステロイド外用療法の適量
  第2指の先端から第1関節部まで5gチューブから軟膏を出すと大体0.5g。
  この量が成人の手のひら2つ分くらいの広さの患部の適量。
     医師に対するステロイド外用剤の使用実際調査レポートによると・・ 
  炎症の程度や部位etc.により、強さのランクを考慮して処方している。
 
  配合剤の使用頻度高く、単味剤と配合剤を使い分けている。
 

【ネリゾナについて】
     4剤型あり(軟膏・ユニバーサルクリーム・クリーム・ソリューション)
 軟膏:油脂性軟膏基剤。防腐剤入っていない。皮膚保護作用は良いが、
   べとつき感あり。
全身の湿潤性・乾燥性病変ともに使用できる。
UC:W/O型乳剤性軟膏基剤・水分30%含有。防腐剤入っていない。   
    
適用範囲が広く、使用感クリームに近いが、ややべとつき感あり。
   
   多少の湿潤面~乾燥面まで幅広い適用可能。
クリーム:O/W型乳剤性軟膏基剤・水分68%含有。使用感・展延性良い。  
   皮膚乾燥作用あり。刺激性は軟膏より大。
湿潤面に用いられる。
   顔面の病変や夏季に好まれる。
ソリューション:溶液性ローション基剤。エタノール含有。目立たず、
   展延性・使用感良く、清涼感あり。
   皮膚乾燥作用あり、刺激感強い(強い湿潤面・掻破痕)。
 
   有毛部・間擦部の乾燥性病変に用いやすい。
     有効性高いが、局所性影響(皮膚萎縮作用)は低い。
  ネリゾナはvery strongだが、皮膚萎縮作用はロコイド(medium)と同等。
     国内唯一のコルチコステロン系のステロイド外用剤であり、
  交叉反応の可能性少ない。
ヒドロコルチゾン・コルチゾンをルーツとして
  開発された薬剤は様々なものがあり、
接触性皮膚炎が疑われた場合には、
  交叉反応を示す可能性あり。
 

後日、担当のMRさんには、勉強会内容の補足、および、いろいろな資料を
持ってきていただきました。
     ステロイド外用剤の副作用について
     ステロイド外用剤と色素異常について 


【感想】
皮膚科専門医の処方を受けている私たちにとって、大変有意義な
勉強会でした。
混合する処方も多いことから、配合変化etc.随時
気をつけていかなければならないと思います。
今まで、明確にわかっているステロイドの強さのランクは
5段階(strongest・very strong・strong・medium・weak)でしたが、
各ランクでの有効性の順位を確認することができたのは、
非常に大きな収穫でした。
                                      妹尾店 AM

 
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