2014年03月10日
SGLT2阻害剤「スーグラ錠」のWEB勉強会に行って来ました。
岡山の街の健康応援団!!
岡山市の元気でやりがいのある調剤薬局
”はな薬局”by A.I.E.(Attitude Is Everything.)

SGLT2阻害剤「スーグラ錠」のWEB勉強会に行って来ました。                        
                                 
                                 2014年03月10日
                                    ByYN@妹尾店

      H26.3.4 糖尿病WEBシンポジウム 西ふれあいセンターにて

          SGLT2阻害剤スーグラ錠(イプラグリフロジン:発売準備中)
             についての勉強会でした。
 
 

●まず始めに…
体重とHbA1cはリンクする体重コントロールも大切
不用意なインスリン分泌促進食欲
薬による低血糖(SU、速攻型インスリン分泌促進薬)→間食、脂肪蓄積体重↑
DPP-4
阻害薬は血糖依存性なので上記はおこりにくいと言われるが、
間食・おやつの是正は重要である。
 

SGLT2阻害薬:スーグラ
○特徴
・血中への糖の再吸収を阻害し、過剰な糖を尿中へ排泄させる
・インスリン分泌に直接的に関与しない単独では低血糖が起こりにくい(1)
体重減少作用・血圧改善作用あり
・インスリン抵抗性の改善も期待できる
・肝で代謝される

 腎での分布部位糖の再吸収 
SGLT2近位尿細管近位部90腎臓にだけ分布
SGLT1近位尿細管遠位部10小腸に多い
 
2型糖尿病に。
11回朝食の前後どちらかで服用(多尿になりえるため朝に服用、食事の影響は少ない)
全ての経口糖尿病治療薬と併用可能、単独使用もあり。
インスリン等の注射と併用の場合は疑義照会を。

○リスク
・浸透圧性利尿による頻尿、多尿脱水、口渇、便秘
・尿路、性器感染症
・栄養不良状態の悪化(特に痩せ型の人)
・血中ケトン体の上昇
・腎機能低下の可能性

○補足
HbA1cの低下はDPP-4阻害薬と同程度。
・尿検査では当然ながら尿糖が陽性になり、血液検査では血清1,5-AGが低値になる 
  →この
2つの検査結果は血糖コントロールの参考にはならない。
1日中の血糖を水平に下げるが、70以下にはならなかった
 
→単独では低血糖起こしにくい。
・腎機能が低下している人にはその分効果が少ない。
・アディポネクチンを少し上昇させた。
・日本の治験結果では、尿路感染症の割合はプラセボと変わらなかった
 
日本には風呂に入る習慣がある=清潔にしているからだろうとのこと。
 ただし性器感染症の割合はプラセボより高く、約3倍だった。
・投与開始して初期に飢餓性の血中ケトン体が上昇するが、その後は一定で推移する。
 eGFRも初期に少し低下するが、その後一定で推移する。
 →ともに長期になるほど悪化するわけではない。
 ただしシックデイにはケトアシドーシスのリスク。インスリン補充が必要になる場合も。
 ←インスリン分泌能がないと重篤なケトアシドーシスになるリスク大
・年齢による効果の差は小さく、BMIによる効果の差は大きかった。
 太っている人に効果よい。
 (BMI22以下の痩せ型の人は、長期でリバウンド傾向がみられた
 
体重が落ちたことへの不安から、自ら食事を多くしてしまった可能性あり)
70歳以上の高齢者では脱水が怖い
 →高齢者や痩せ型の人には1Lの水分補給を勧める

つまり…スーグラは70歳未満の太っている人に適しているだろう。

○質疑応答
Q.
経口糖尿病治療薬との併用はどのように?
A.どの薬と併用しても同程度に効果があるが、低血糖のリスク回避から、
 DPP-4阻害薬やα-GIとの併用がよいだろう。
 
SUとの併用では食間や夜間の低血糖リスクが上がるので、
 
SUの副作用で太ってしまうような人はSUからスーグラへの切り替えでもよいのでは。

Q.体重減少作用があるが、筋肉や骨に影響はないのか?
A.ウエストの減少も見られるため、体重低下は腹腔内脂肪が減ったためだと思われる。

Q.
腎へのダメージは?
A.まだ経験不足ではあるが、腎性糖尿患者の予後は悪くないので、大丈夫ではないかと思われる。

Q.インスリンと併用する場合はどのように?
A.Basal(基礎)インスリン量を減らして併用した方がよいだろう。

●感想
全く新しい機序の薬なので、画期的で魅力的はあるものの、
まだまだ不明瞭で不安な点もあるなーという印象をもちました。
会場でDrが話す映像を見る勉強会だったので、直接質問ができず残念でした…。
患者さんにお渡しする時は、清潔にすることで尿路や性器感染症を防ぐようお伝えしたいと思います。


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